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2016年(平成28年) 10月27日(木)付紙面より

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庄内の食文化に興味津々

 5泊6日の日程で庄内を訪れている台湾からの観光客が25日、鶴岡市の三瀬コミュニティセンターで庄内の食文化を学んだ。行政などの補助、支援を受けず日本文化、庄内の文化に興味を持って来日した人たちで、地元住人と草の根的に交流した。

 来庄したのは台北市で料理教室などを営んでいる謝碧鶴さんと教え子、知人など総勢16人。飲食店関係者や料理教室のオーナー、医者など職種はさまざまという。一行が庄内を訪れるきっかけとなったのは、鶴岡市で山菜やキノコ採集と出荷などを通して地域文化の継承に取り組んでいる日知舎(ひじりしゃ)代表の成瀬正憲さん。成瀬さんがインターネットで発信している日知舎のホームページを謝さんが見て、「庄内の文化に触れたい」と連絡を入れ、今回のツアーが決まった。

 一行は21日に来日し、同日夜に鶴岡市の湯田川温泉に宿泊。同市内の焼き畑で地物のカブ収穫や、月山でキノコや木の実などを採集した。25日は「海の郷土料理教室」として、三瀬コミセンを訪問した。

 講師は成瀬さんの依頼を受け、地元旅館「坂本屋」主人の石塚亮さんが担当した。初めに庄内の食文化について石塚さんが講義し、実際にハタハタを見せながら「12月の『大黒のお歳夜』にハタハタを田楽にして食べる風習がある」などと解説した。一行は「だしは取れるのか」「うろこがないように見える」などと盛んに質問していた。

 続いて実践編として、石塚さんがサケを解体し卵を取り出す様子を見学。料理人の包丁さばきを披露すると、一行はカメラやスマートフォンなどで写真を何枚も撮っていた。真っ赤な卵が現れると「おお?」と感心したような声が上がり、「台湾の日本料理店でもよくイクラを食べる」「おいしくて大好き」などと話していた。

 謝さんは「旅行を楽しんでいる。今日は素晴らしい料理の技術を見ることができた。イクラはきれいでおいしそう」と話した。一行は26日に台湾に戻る予定。

真っ赤なイクラをスマホなどで撮影する台湾からのツアー一行
真っ赤なイクラをスマホなどで撮影する台湾からのツアー一行


2016年(平成28年) 10月27日(木)付紙面より

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致道博物館へ「刀剣女子」連日どっと 入館者1万人突破

 鶴岡市の致道博物館(酒井忠久館長)で開催中の企画展「SAMURAIの美 出羽庄内藩酒井家ゆかりの名品」(30日まで)で入館者1万人を達成し26日、同館で記念セレモニーが行われた。宮城県多賀城市から三姉妹で訪れた「刀剣女子」の瀧口恵さん(22)=会社員=が節目の入館者となり、記念グッズなどがプレゼントされた。最後の週末の29、30の両日は小中学生が無料となる。

 国宝の太刀2振りをはじめ酒井家伝来の名品を展示。各地の刀剣を擬人化したオンラインゲーム「刀剣乱舞―ONLINE―」とコラボレーションした企画で話題を集め、人気キャラクター「信濃藤四郎」のモデルとなっている短刀「銘 吉光」(重要文化財、同博物館蔵)も展示されている。

 同博物館によると、若い女性を中心に足を運び、初日の1日に894人が訪れたほか、これまで最も多かったのは3連休中日となった9日の965人。東北各県から来館があり、週末は500人以上が訪れているという。同博物館によると、近年の展覧会企画で会期中に1万人を超えたのは久しぶりという。

 この日は展覧会場1階で記念セレモニーが行われ、恵さんと、9999人目となった長女の香さん(28)と1万1人目の次女の彩さん(26)の三姉妹がくす玉割り。酒井忠順副館長から恵さんに花束が渡され、3人にクリアファイルやクッキーなどの記念グッズがプレゼントされた。また、コラボ企画を展開している荘内神社からも絵馬が贈られた。

 「東京までは行けないけれど、山形なら見に行けるかも」と休日に高速バスで訪れたという3人。恵さんは「初めて来たのにまさか1万人目とはびっくり。初めて刀も見て、思ったより小さくて反りがきれいだと思った」と話していた。

 同博物館によると、関連グッズの販売も好調という。

入館者1万人を達成し、記念セレモニーが行われた。写真中央が1万人目となった恵さん、右が長姉の香さん、左が次姉の彩さん
入館者1万人を達成し、記念セレモニーが行われた。写真中央が1万人目となった恵さん、右が長姉の香さん、左が次姉の彩さん



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