荘内日報ニュース

2016年（平成28年） 12月3日（土）付紙面より

１年の汚れ落とすすす払い

　羽黒山頂（鶴岡市羽黒町手向）にある出羽三山神社（宮野直生宮司）の三神合祭殿で1日、一年の汚れを落とすすす払いが行われ、年末年始に向けて本殿をきれいにした。

　同神社では毎年、大掃除として12月1日にすす払いを実施。山中にある101の末社でも行う。この日は神官や巫女（みこ）、氏子ら25人が白い作務衣（さむえ）姿で参加した。

　午前9時すぎから、合祭殿の戸を開け放し、すす払いをスタート。地元の氏子から奉仕された長さ約5メートルのささ竹を使い、三神合祭殿と書かれた額や朱塗りの柱の間などを払った。天井付近はこの時しか行えないとあって、ほこりが落ちた。ほこりをほうきで掃き集め、最後に雑巾がけをして仕上げた。

　同神社広報室長の吉住志喜禰宜は「一足早く本殿をきれいにし、神様にも気持ちよく過ごしてもらい、年末年始に参拝客を迎えたい」と話していた。