2016年(平成28年) 7月28日(木)付紙面より
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酒田市飯森山二丁目の土門拳記念館(池田真魚館長)で、岩手県平泉町の中尊寺から移植した「中尊寺ハス(古代ハス)」が咲き始め、淡いピンクの花が来館者の目を楽しませている。
同記念館によると、古代ハスの種子は、同寺金色堂内にあった奥州藤原氏第4代・泰衡の「首おけ」から発見され、1998年におよそ800年ぶりに花を咲かせたという。
第3代・秀衡の妹とも側室ともされる「徳の前(徳尼公)」が、藤原氏滅亡に際して遺臣36人と共に落ち延び、その子孫が「酒田三十六人衆」となって酒田発展の礎を築いたと伝えられるように酒田と同寺は縁が深い。また、土門は同寺で数多くの作品を撮影していたことから、2012年に株分けが行われた。
ハスは現在、記念館入り口脇に置かれた鉢に植えられており、今年は今月21日に最初の1輪が咲いた。午前中に花を広げ、午後には閉じる。最初に開花したものは既に花を落としたという。
つぼみの状態になっているものもあり、同記念館では「7月下旬からがピークで、8月上旬まで楽しめそう。花が開いている午前中に観賞に来てほしい」と話していた。
2016年(平成28年) 7月28日(木)付紙面より
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鶴岡北高校(土田真一校長、生徒472人)で26日、3年生が課題学習で取り組んできたまとめを発表する「ポスターセッション」が行われ、1、2年生を前に教育や人口減少問題などについて意見を発表した。
社会の変化に対応し、自ら課題設定し乗り越える力を付けてもらいたいと、本年度初めて取り入れた取り組み。3年生は4月から総合的な学習の中でテーマを決めてグループ学習。この日までにポスター3枚にまとめる準備を進めてきた。
この日は体育館で全校生徒が参加して行われ、3年生が43グループに分かれてポスターセッション。発表時間5分、質疑3分の設定で、4回かけて1、2年生が移動し先輩の発表に聞き入った。
参加型の授業スタイル「アクティブラーニング」の説明や効果、人口減少の現状と対策、オリンピック時の山形アピールなどについて発表。このうち人口減少対策については子育てしやすい環境整備が必要とし、「都会の待機児童を受け入れ、住居を紹介する」といった高校生らしい斬新な考えが出されていた。
同校では来年度以降もこの学習を続け、課題研究・発表の場とするという。