2016年(平成28年) 8月7日(日)付紙面より
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「だだちゃ豆の日」(8月8日)を前に6日、JA鶴岡(佐藤茂一組合長)主催の販売促進イベントが鶴岡市のJA鶴岡産直館白山店で行われた。大泉保育園(平藤久喜園長)の園児たちが、だだちゃ豆応援ソングに合わせて踊りを披露し会場を盛り上げた。
だだちゃ豆の日は鶴岡市内の生産者などでつくる鶴岡地域だだちゃ豆生産者組織連絡協議会が2011年に制定。ちょうど旬の季節を迎えるとともに、「だだちゃ」が庄内弁で「お父さん=パパ(88)」を意味することや、1さやに2粒入った豆の形が8の字に似ていることにちなんだという。
販売促進イベントは「地産地消フェスタ」として06年から年1回開催しているもので、今年はだだちゃ豆の日に合わせて6、7の両日開催。
この日は、だだちゃ豆をふんだんに使った料理が味わえる同JA女性部による2日間限定のだだちゃ豆食堂や、だだちゃ豆ゼリーなどの販売などが行われ、多くの人でにぎわった。会場では、地元の大泉保育園年長児25人によるだだちゃ豆応援ソング「だだちゃ豆プッチューン」に合わせた創作ダンスも披露され、アップテンポなリズムで盛り上げた。
だだちゃ豆の日当日は、東京都の大田市場で佐藤組合長と榎本政規市長が参加するトップセールスや、JR鶴岡駅や庄内空港などでだだちゃ豆の振る舞いが行われる。
2016年(平成28年) 8月7日(日)付紙面より
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酒田市の「酒田港まつり」が5日、「酒田湊(みなと)・甚句流し」で開幕した。44団体の約2800人が市中心部で、伝統の「甚句流し」によるパレードとアップテンポにした創作ダンスの「S―Jinku」の踊りを披露、夏の港都を祭り一色に染めた。
甚句流しは、酒田港の繁栄を歌った伝統の「酒田甚句」に合わせて踊るもので、1995年にスタート。めりはりある動きの男踊り、優雅な女踊りがある。2000年からは若者の参加を促すため「S―Jinku」も導入され、翌日の酒田花火ショーと合わせ「酒田港まつり」として定着している。
今年は、酒田甚句で踊り流す「甚句流しパレード」には、昨年より9団体多い35団体の約2400人が参加。浴衣や法被など、思い思いの装束で約2時間かけ、大通り、中通り、国道112号を踊り流した。
初参加のうち「みなと酒田会」は国土交通省酒田港湾事務所と県港湾事務所の職員による会で、昨年度までは市役所チームに交じっていたが、「港まつりなので、港の仕事に関わっているわれわれが港をアピールしたい」(関係者)と単独チームで参加。また、同市を訪問中のロシアの姉妹都市ジェレズノゴルスク・イリムスキー市の10人も浴衣で参加し、沿道の市民らから盛んに拍手を送られていた。
一方、同パレード終了後にマリーン5清水屋前から酒田産業会館前にかけて行われたS―Jinkuには、昨年より1団体多い9団体の約400人が参加。華やかな衣装でヒップホップ系や、手にした鳴子を打ち鳴らしながらのソーラン系など、さまざまな踊りをエネルギッシュに披露、港都の夜を熱気に包み込んだ。