2017年(平成29年) 3月30日(木)付紙面より
ツイート
酒田市内の園児・児童を対象にした「デパートでお仕事体験」が29日、同市のマリーン5清水屋で開かれ、子どもたちが衣服のコーディネートを学び、その知識を生かしてファッションショーに挑戦した。
国立青少年教育振興機構による「子どもゆめ基金助成活動」の一環として、松若中央学院(同市若竹町一丁目、板垣聖子学院長)が清水屋の協力で企画したもの。園児・児童たちから職業への関心を持ってもらうとともに、自らの生活をたくましく切り開くという意欲の醸成が目的。
この日は市内在住の男女15人が午前9時半に“出勤”。清水屋店舗開発部ゼネラルマネージャーの佐々木健さんがデパートの仕事について解説した後、衣料品統括部ゼネラルマネージャーの荒沢美和さんがファッションのしごとってどんなことをするの?」と題して講話。「服が好き、人とお話をするのが好きということが大事。1年から半年ほど前に開催される衣料品会社の展示会に行き、売りたいという服を自分で選びます」などと述べた。
参加者は、佐々木さんの案内で子ども服売り場を見学した後、モデルとスタイリスト、音響、司会に分かれてファッションショーの準備。ずらりと並んだ衣服や装飾品、小物の中から着用したい、させたいというものを選ぶなど、お薦めのファッションを検討していた。
同店4階中央付近にランウェイを設けて行われたファッションショーでは、モデルとなった子どもたちが登場するたびに来店客、店員から大きな拍手が送られた。