2017年(平成29年) 6月1日(木)付紙面より
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岐阜県関市と勝負―。人口規模が似ている自治体同士で住民のスポーツ参加率を競う「チャレンジデー」が31日、全国128市町村の参加で一斉に実施された。5年連続参加で関市と対戦した鶴岡市ではこの日、早朝から各地でラジオ体操やウオーキングが行われるなど、町内会や企業、学校、愛好者グループなどさまざまな単位で市民がスポーツや運動に取り組んだ。
チャレンジデーは、住民の健康増進や体力づくりを目的に1983年にカナダで初めて行われ、日本では93年から笹川スポーツ財団(東京)が普及活動を開始。当日午前0時から午後9時までの21時間に、15分以上の運動・スポーツを続けて行った住民の参加率を競い合う。
鶴岡市は昨年、山口県宇部市と対戦。鶴岡は参加者2万8525人、参加率21・7%で、46・2%の参加率の宇部に敗れ、対戦成績2勝2敗となった。今回の対戦相手の関市は「日本一の刃物のまち」として知られ、人口9万14人で初参加。5回目の参加の鶴岡にとっては通算成績の勝ち越しを懸けた対戦。
鶴岡市のオープニングイベントは、この日午前7時半から小真木原公園であり、市民約100人が参加。榎本政規市長が「チャレンジデー参加を通じて市民みんなが健康で生き生きと明るい生活ができるよう、健康づくりに向けた意識が高まることを期待する」とあいさつ。参加者は体操の後、同公園内約1・5キロのウオーキングコースを歩いた。夫や友人と参加した同市大西町の田澤あき子さん(68)は「ほぼ毎日1時間ほどウオーキングをしている。運動すると気持ちに張りが出て健康づくりにもなる。多くの市民が参加して関市に勝ちたいですね」と話した。同市では今回、市民が歩いた距離を合計して地球一周の距離に相当する4万キロを目指す取り組みや、各体育協会が実施するイベントへの参加率を競う「ミニチャレンジデー」などを実施した。
参加報告は31日午後9時半まで、市スポーツ課=電0235(25)8131、080(8225)8161=で受け付け。