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2017年(平成29年) 6月15日(木)付け紙面より

幕末から明治庄内藩舞台に映画 庄内で年内撮影入り、来秋全国公開

 幕末から明治にかけての庄内藩を舞台にした映画が制作される。年内に庄内地域で撮影に入り、明治維新150年となる来年秋の全国公開を予定する。タイトルは「LEGACY(レガシー)遺訓―庄内藩幕末秘話」(仮題)。戊辰戦争を経て殖産興業に立ち上がった庄内藩の姿と西郷隆盛(南洲)との交流を基にした「南洲翁遺訓」の編さんまでを描く。映画の監督らスタッフが12日、荘内日報本社を訪れ、作品に寄せる思いを語った。

 映画は作家の宇田川敬介さんの「庄内藩幕末秘話」「小説庄内藩幕末秘話第二 西郷隆盛と菅秀三郎」(いずれも振学出版)が原作。宇田川さんが脚本を担当し、井田國彦の名で俳優としても活躍する三原弘樹さんが監督を務める。デザイン担当の小暮満寿雄さんらと共に、本社を訪れた。

 製作委員会メンバーでもある宇田川さんによると、映画制作は昨年から具体的に動きだし、今年4月には関係者が庄内を訪れ、ロケハンを行った。早ければ今夏にも鶴岡市のスタジオセディック庄内オープンセットなどで撮影に入るという。

 宇田川さんは「戊辰戦争で唯一新政府軍に勝ち続けた佐幕派でありながらも、降伏後は松ケ岡開墾で殖産興業に尽くして明治政府の新たな国造りに貢献し、さらに戊辰戦争後に信頼を強めていった西郷と庄内藩。そこから生まれた南洲翁遺訓。こうした庄内藩に強く引かれた」と原作となる小説を書いた経緯を話した。

 映画は庄内藩による江戸薩摩藩邸焼き打ち事件から、西南戦争後の西郷の復権と元庄内藩士による南洲翁遺訓の編さんまでを描く。メガホンを取る三原さんは「庄内藩の歴史を客観的に捉えながら、立場が違う者同士が心を通わせ合う人間ドラマを描きたい」と抱負を語った。出演者も固まりつつあり、庄内在住者の配役やエキストラ出演もあるという。

 原作・脚本の宇田川さんは「愛する郷土と家族を守る武士たちの思い、人と人が向き合って生きる姿、松ケ岡開墾を例に人々が心を合わせて一つのことを成し遂げようとするときの人間たちの強さを描きたい」と作品への思いを語り、「こうした庄内の姿に、西郷は明治維新後の新たな日本の理想を見たのではないか。幕末から明治の庄内の歴史を、映画を通じて全国に知らせたい。未来に希望を抱かせるような映画にしたい」と強調した。

原作本を手に、幕末から明治の庄内藩を舞台にした映画作品への思いを語った左から宇田川さん、三原さん、小暮さん=12日、荘内日報本社
原作本を手に、幕末から明治の庄内藩を舞台にした映画作品への思いを語った左から宇田川さん、三原さん、小暮さん=12日、荘内日報本社


2017年(平成29年) 6月15日(木)付け紙面より

遊佐高校支援の会 県外志願者受け入れに宿泊体験

 県立遊佐高校の存続に向けて支援活動を展開している「遊佐高校支援の会」(会長・池田薫同窓会長、事務局・遊佐町教育委員会教育課)の総会が13日、町生涯学習センターで開かれた。県教育委員会が先月、同校について来年度から県外志願者を受け入れると発表したことを受け、町と東北公益文科大学(酒田市、吉村昇学長)は現在、県外在住の入学希望者から遊佐を知ってもらう「宿泊体験」を計画していることなどが報告された。

 同校は1927年の創立で今月10日、創立90周年記念式典が行われた。2013年度に1学年1学級(定員40人)となり、15年4月からはそれまでの普通科を総合学科に改編したものの、同年の入学者は19人まで落ち込んだ。

 県教委策定「県立高校再編整備基本計画」では、1学年1学級の学校について入学者が「2年連続」で定員の半分未満となった場合、交通事情などに配慮しながらも原則として2年後に募集停止とする、と基本方針に掲げている。同校存続に向けて支援の会は町とともに、新入学者に就学支援金として1人当たり7万円を助成。「キャリアアップ支援事業」と銘打って3年生が運転免許を取得する際には1人当たり6万円を補助している。また、酒田市内からの通学生徒に対する支援事業として現在、貸し切りタクシーを2路線で運行させている。

 この日は会員ら約30人が出席。池田会長が「先が全く見えなかった当時を思うと、90周年を迎えられ、式典を開催できたことがうれしい。町の活性化、担い手の育成に向け、学校の存続は重要と考える」とあいさつ。本年度事業計画では▽酒田、遊佐、秋田県にかほ3市町の中学校訪問による支援事業周知活動▽校外学習活動の支援―といった既存の事業とともに、新たに県外入学希望者への▽宿泊体験に対する支援▽生活支援制度の創設―に取り組むことにした。

 続いて「宿泊体験」に関して主導する公益大の中原浩子特任講師(地域づくり、コミュニケーション論など)が経緯や概要を説明。日程は今年9月11日(月)から3泊4日を予定。公益大生の案内で県外に住む入学希望者が町内の自然、観光スポット、遊佐高を見学することなどが検討されているという。「より年齢が近い若者同士で気持ちも和らぎ、町への印象も変わるのでは」(中原特任講師)。

 中原特任講師は「千葉県内で学習塾を開いていた当時、素晴らしい自然の中で子どもを育てたいという親が多くいた。『農村留学に遊佐町』『豊かな自然、温かい人の中で高校教育を受けてみませんか』と、首都圏や仙台圏で紹介したい」と語った。

宿泊体験プログラムについて解説する中原特任講師
宿泊体験プログラムについて解説する中原特任講師



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