2017年(平成29年) 9月3日(日)付紙面より
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庄内浜の底引き網漁が1日、解禁した。各漁港は漁を終えた漁船が続々と帰港し、約2カ月ぶりの水揚げに活気づいた。
底引き網漁は、袋状の網を海底で引き回して魚を捕る漁法。庄内沖では9月から翌年の6月いっぱいが漁期となっており、魚の産卵期となる7、8月は資源保護のため禁漁。
鶴岡市の由良漁港ではこの日、未明から5隻が出港。同日午後3時半ごろから漁を終えた漁船が次々と帰港し、クチボソガレイ、ノドグロ、アンコウ、タコ、タイ、タラなどの魚箱の荷降ろしを行った。その後、県漁業協同組合由良総括支所内で早速、魚の選別と箱詰め作業が行われ関係者は大忙し。宝寿丸の和田均船長(68)は「クチボソガレイが目当てだったが、あまり思い通りにはいかなかった。今後に期待」と話していた。水揚げされたものは、同漁港で夕競りにかけられた後、翌2日から県内の店頭に並び始めるという。