2017年(平成29年) 10月12日(木)付紙面より
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全国一斉にスタートした全国地域安全運動(20日まで)の酒田地区出発式が11日、酒田市の酒田警察署駐車場で行われ、同市の酒田第二幼稚園(須田正明園長)の年中―年長児40人が「イカのおすし」の約束を唱和したほか、アトラクションとして遊戯を披露した。
安全・安心な地域社会の実現を目指して全国防犯協会連合会と都道府県単位の防犯協会連合会、警察庁などが毎年この時期に展開している運動。今年は、▽子どもと女性の犯罪被害の防止▽特殊詐欺の被害防止▽施錠徹底による住宅対象侵入犯罪、自転車盗、車上狙い被害の防止▽自主防犯活動の活性化、防犯カメラなど設備の拡充による犯罪の防止―の4つを重点目標に掲げ、警察と行政、各防犯団体が連携して各種啓発活動に取り組む。
この日は酒田、遊佐両市町の各防犯団体、同署などから約130人が参加。矢口明子副市長が「皆さんの力なくしてはこの地域の安全・安心は成り立たない。引き続き力添えを」とあいさつ、増川高広署長は管内情勢を紹介し、「皆さんの献身的な自主防犯活動に感謝」と述べた。防犯メッセージ伝達、各表彰に続き、犯罪から身を守るための5カ条「イカのおすし」を園児たちが唱和。終了後はパトカーや青色回転灯装着車、自治体広報車計30台によるパレードが行われ、運動のスタートを周知した。