2017年(平成29年) 10月31日(火)付紙面より
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第96回全国高校サッカー選手権県大会は28日、天童市のNDソフトスタジアム山形で決勝戦が行われ、羽黒と日大山形が対戦した。延長戦の末に2―1で羽黒が競り勝ち、6年ぶり6回目となる全国大会出場を決めた。
羽黒は前半9分、左サイドのロングスローで相手ゴール前に球を運び、混戦のこぼれ球をMF嵯峨野凱が冷静に右足で流し込み先制点を挙げた。その後は日大山形に押し込まれる場面が増えたものの、羽黒は粘り強い守備で対応。守りからカウンターを仕掛けるなど一進一退の攻防となった。しかし後半10分にゴール前の混戦からゴールを許し同点とされた。
後半のロスタイムで羽黒はDF関根啓介が警告2枚で退場となり、1人足りない状態で延長戦に突入。羽黒は守備の枚数をそろえつつ、途中出場のFW土田歩武に球を集めるなど持ち前の攻撃的なサッカーを仕掛けた。延長後半4分、左のスローインからゴール前につなぎ、相手GKがパンチングした球をMF三浦大和が頭でねじ込み、これが決勝点となった。
本街直樹監督 厳しい戦いだったが、選手たちが諦めず頑張ってくれた。全国は6年ぶりなので初出場のつもりでいく。守備面を鍛え直し、まずは1勝を目指す。
三浦大和選手 夏にけがをして以来、チームに貢献できなかったので、得点できて本当に良かった。全国では、パスをつないで相手を崩す自分たちのサッカーを貫きたい。