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2017年(平成29年) 12月3日(日)付紙面より

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愛が詰まったおにぎりぱくり

 学校給食発祥の地・鶴岡市内の小中学校12校で1日、明治時代の献立を再現した「おにぎり給食」が行われた。子どもたちが素朴な塩むすびを頬張り、慈善事業として始まった学校給食の歴史や食の大切さに触れた。

 日本における学校給食の発祥は1889(明治22)年に、同市家中新町の大督寺境内にあった私立忠愛学校で、生活が苦しい家庭の子どもたちに昼食を提供したのが始まりとされる。

 おにぎり給食は「学校給食発祥の地」を記念し、発祥100周年の1989年から毎年実施。今年は1日から12日まで市内の全小中学校計40校で行われる。

 1日は市学校給食センター西棟管轄の小中学校計12校で実施。塩むすびと、甘塩サケ焼き、イタドリのいり煮、中学校のみナメコ汁を付けた献立で約4000食分を提供。おにぎりは一つ一つセンターの調理担当者が握った。

 斎小学校(碓氷勉校長、児童110人)では、鶴岡市学校給食センターの太田功所長が6年生のクラスを訪問。児童11人に発祥の歴史を説明しながら「塩むすびだけど、中に何が詰まっているか考えながら食べてみて」と呼び掛けた。

 丁寧に手を洗って「いただきます」をした後は、おにぎりを手づかみで口に運んでぱくり。笑顔で味わった。佐藤菜々美さん(12)は「おにぎりには愛と真心が詰まっていて、とてもおいしかった。これからもご飯を食べるときは感謝を忘れずに食べたい。苦手なトマトも残さず食べます」と話していた。

明治時代の給食を再現したおにぎり給食を味わう児童たち=斎小
明治時代の給食を再現したおにぎり給食を味わう児童たち=斎小



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