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2018年(平成30年) 2月3日(土)付紙面より

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本物さながら白熱の議論

 酒田市の十坂小学校(小野一郎校長)の模擬議会が2日、市役所議場で開かれ、6年生たちが架空の「とさか市」の当局側、議員側に分かれ、クロマツ保全に関する条例の審議などを通じ、議会や行政の仕組みなどを学んだ。

 6年生の社会科や、全校で取り組んでいるクロマツ保全活動の一環で、2006年から毎年、市議会の協力で実施。今年は、昨夏に完成した新議場では初の「とさか市議会」で、全6年生36人が参加。投票用紙に自分の名前を書いて投票を体験した後、田中斉市議から「議員は市民の代表として市長に意見を言う。市長と車の両輪となって市を運営していく」など議会の役割などの解説を聞いた。

 続く模擬議会で子どもたちは、当局側、議員側各18人に分かれ、市民ボランティアの力でクロマツ林の保全を目指す「とさか市未来につなぐクロマツ条例」の制定案を、台本に沿って審議した。

 市長が演壇で提案理由を説明した後、農林水産部長が補足説明し、議員が「ボランティアの前に、行政がきちんと事業化して保全すべきでは」など質疑。市長が「税収が伸び悩み、市だけでの保全は困難」など答弁し、本物の議会さながらに白熱した議論を展開。議員が賛否双方の討論をした後、採決の結果、圧倒的な賛成多数で条例案は可決された。

 その後、子どもたちは本物の市農林水産課職員に対し「松くい虫被害で切った木の活用は」などクロマツ保全に関する質問をし、職員が「バイオマス燃料や遊歩道に敷くなど有効活用している」などと答えた。

 議員役を務めた星川将大君(12)は「緊張したが、何とかやり切れてうれしい。議員は責任が重く、大変な仕事だと思った」と話した。

酒田市の議場で模擬議会を繰り広げる十坂小の6年生たち
酒田市の議場で模擬議会を繰り広げる十坂小の6年生たち



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