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2018年(平成30年) 2月24日(土)付紙面より

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世界に一つだけの絵本

 「世界に一つだけの絵本ができた」―。鶴岡市の大宝幼稚園(三浦洋介園長)に23日、同市出身の絵本作家、土田義晴さん(61)が訪れ、年長児39人が創作した39のストーリー一つ一つに挿絵を描いた。一冊にまとめて手作り絵本として園児に贈られる。

 市立図書館の貸し出しカードを作り借りに訪れるなど読書活動に力を入れている同園が園生活での読書の積み重ねの集大成として、3年前から卒園を控えた年長児による手作り絵本を製作。毎年、土田さんが挿絵描きに協力し、子どもたち一人一人に向けて目の前で仕上げている。

 この日は土田さんが同園を訪れ、年長児のクラスで子どもたちの物語が印字されたB4サイズの用紙に一枚一枚手描き。かまくらに入った動物たちや竜が餅つきする絵などをすらすらと描き、子どもたちは机の周りを取り囲んで目を輝かせた。「何でこんなにきれいに描けるの?」と尋ねる子どもに、土田さんが「いっぱい練習したから」と答える一幕もあった。

 竜が登場する冒険のストーリーを作った佐藤雅玖(がく)君(6)は「うれしい。すごく上手でびっくりした」と話していた。

 土田さんは「空想と現実の世界を行ったり来たりしている物語がかわいい。かくれんぼで見つけてくれないと寂しいという子どもの世界が直接見られて勉強になった。大人になって読み返した時に、先生やお友達のことを思い出すきっかけの一つになるのではないか」と話していた。

子どもたちのストーリー一つ一つに目の前で挿絵を描く土田さん。下書きなしですらすらと魔法のように描く土田さんに子どもたちも興味津々
子どもたちのストーリー一つ一つに目の前で挿絵を描く土田さん。下書きなしですらすらと魔法のように描く土田さんに子どもたちも興味津々



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