2018年(平成30年) 3月25日(日)付紙面より
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東北公益文科大学(酒田市、吉村昇学長)の2017年度卒業式・大学院修了式が24日、同市の公益大公益ホールで行われ、学部卒業生134人、大学院研究科修士課程修了生4人がそれぞれの道に船出した。
式典には、学校関係者のほか来賓や保護者らが出席。卒業生・修了生の名前が読み上げられた後、吉村学長が卒業生総代の大沼由依さん(22)=鶴岡市出身=に卒業証書、修了生総代の三浦拓さん(31)=同=に修了証書をそれぞれ手渡した。
優秀賞、理事長賞、学長賞、後援会長賞の表彰に続き、吉村学長が「本学で培ったリベラルアーツ力、コミュニケーション力を駆使し、社会で信頼・期待される存在になることを心掛けて。地域のリーダー、世界に羽ばたく人材として活躍することを期待する」と式辞を述べた。
新田嘉一理事長は「歓送の辞(ことば)」で、「家族が皆さんを支えてきたということを忘れないで。日々の講義、海外留学やトップセミナーなどで学んだことは、困難を突き破る時に大きな力になるはず。自信を持ってほしい」と語り、▽針になって突き進むこと▽競ったら絶対に勝つこと▽多くの本を読むこと―の3つの言葉をはなむけに贈った。
丸山至酒田市長ら来賓祝辞に続き、卒業生代表の佐藤光さん(22)=岩手県奥州市出身=が「充実した大学生活を送ることができたのは、多くの出会いと心強い支えがあったから。お世話になった人に恩返しできるよう、学びを生かして志を高く持った社会人になることを誓う」、修了生代表の矢作めぐみさん(61)=舟形町出身=が「この2年間は今後の人生を考える上で、掛け替えのない貴重な時間となった。修了生それぞれに次のステージが待っている。公益の実践者としての使命を自覚し、これからも研さんを重ねていきたい」と決意を述べた。