2018年(平成30年) 5月22日(火)付紙面より
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酒田市が4月に同市中町二丁目の酒田産業会館1階に開設した「市産業振興まちづくりセンター」(愛称・サンロク)が、6月1日(金)にグランドオープンする。農林水産業者や企業をつなぎ、創業支援や女性活躍推進など多彩な業務を推進していく。
同センターは、市が本年度の目玉事業の一つとして4月2日にオープンした。地元企業や農林水産業者らのニーズ(課題)とシーズ(技術や能力)をつなぎ、創業や農商工連携、新商品・サービスの開発、販路開拓などの支援、女性活躍などを推進し、産業振興につなげるもの。3月に市内の産学官金の関係機関で立ち上げた運営協議会(会長・丸山至市長)が運営母体となり、ニーズとシーズをつなぐ中心となる「コンシェルジュ」3人をはじめ、市や市内の商工団体の職員らスタッフ13人が業務に当たっている。
センター内には新たにウッドデッキを造り、テーブルをランダムに配置し、約40席を設けた。オフィスと、6月1日に正式に開設する「コワーキングスペース」の間仕切りはなく、スタッフとコワーキングスペースの利用者が入り乱れてセンター内のあちこちに座り、自由な雰囲気の中で仕事をしている。
コワーキングスペースは、起業や新たな製品・サービスを模索する人たちが仕事空間を共有する場で、人と人をつなぎ仕事を増やすとして全国的に開設が増えている。市内では市が公益研修センターに開設した「アンダーバー」、民間企業による新橋二丁目の「ライトハウス」に続き3カ所目。今月初めから6月まで無料で「お試し利用」を行っている。
センターの業務は6月から本格化する。コンシェルジュが市内の各企業を回り、得意とする技術や課題などを聞く調査に乗り出す。また、先進地から講師を招いたセミナーを開き、起業や新たな働き方について啓発を図っていく予定だ。
コンシェルジュの1人の平尾清・東北公益文科大特任教授は「全国では今、いかにして人と人をつなぐ仕組みをつくるかという競争をしている。大都市でも、優れた人材がいるだけでは駄目で、人と人の出会いが新たな仕事を生み出すためだ。フリーランス(個人事業者)で月収100万円超という人も増えつつある。中心市街地という立地を生かし、新たなネットワークづくりの拠点にしていきたい」と話している。問い合わせは同センター=電0234(26)6066=へ。
2018年(平成30年) 5月22日(火)付紙面より
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鶴岡市子どもまつりが20日、市中央児童館をメーンに市内5会場で開かれ、親子連れなどがミニ電車やチラシプールなど多彩なイベントを楽しんだ。
子どもまつりは児童福祉の理念を広く市民に普及するとともに、楽しい一日を過ごして「子どものしあわせ運動」を展開しようと、市内の各関係団体が実行委員会を組織して毎年開催している。今年で47回目。
好天に恵まれたこの日、メーン会場の中央児童館は駐車場が満車になる盛況ぶり。子どもたちは初夏の日差しにも負けず、チラシプールやサンドイッチ作り、ミニ電車、石器作り、炭火でパン焼きなどのイベントに熱中していた。
グループで遊びに来た朝暘二小4年の須佐大祐君、富樫翼君、野口結生君、鈴木日陽君の4人は「楽しい。手作りパンがおいしかった。また遊びに来たい」と笑顔で話していた。