2018年(平成30年) 5月31日(木)付紙面より
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秋田市と勝負―。人口規模が似ている自治体同士で住民のスポーツ参加率を競う「チャレンジデー」が30日、全国121市町村の参加で一斉に実施された。6年連続参加で秋田市と対戦した鶴岡市ではこの日、早朝から各地でラジオ体操やウオーキングが行われるなど、町内会や企業、学校、愛好者グループなどさまざまな単位で市民がスポーツや運動に取り組んだ。
チャレンジデーは、住民の健康増進や体力づくりを目的に1983年にカナダで初めて行われ、日本では93年から笹川スポーツ財団(東京)が普及活動を開始。毎年5月最終水曜の午前0時から午後9時までの21時間に、15分以上の運動・スポーツを続けて行った住民の参加率を競い合う。
昨年の鶴岡市の参加率は37・8%で、対戦相手の岐阜県関市の42・1%を下回って2連敗し、通算成績2勝3敗。今回の相手・秋田市は4回目の参加で、鶴岡にとっては「五分の星」をかけた対戦となった。
鶴岡市のオープニングイベントは、この日午前6時半から小真木原公園であり、市民約130人が参加。皆川治市長が「秋田に勝って3勝3敗にもっていこう。スポーツと健康は長寿社会の中で注目されている。チャレンジデーを一過性のイベントとせず、積極的にスポーツと運動に取り組み、市民の健康づくり、体力づくりに生かしていこう」とあいさつ。参加者は体操の後、同公園内約1・5キロのウオーキングコースを歩いた。夫や友人と参加した同市美原町の小林美栄子さん(65)は「健康と長生きのために、水泳かウオーキングのどちらかをほぼ毎日していて、運動すると気持ちに張りが出てくる。秋田に勝ちたいですね」と話した。
一方、荘内銀行本部では、企業内保育所「キッズワールドあゆみ」の子どもたちと一緒に、約100人の行員が幼児向けの「ラーメン体操」を行い、笑顔で始業時間前の運動を楽しんだ。
参加報告は30日午後9時半まで、市スポーツ課=電0235(25)8131、080(8227)5535=で受け付け。