2018年(平成30年) 6月20日(水)付紙面より
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酒田湊ロータリークラブ(RC、守屋紀男会長、会員16人)が酒田市にアジサイの苗木120株を寄贈し19日、地区のRC会員たちと一緒に同市の日和山公園の「湊庭園」(仮称)に植栽した。
国際ロータリー2017―18年度会長のイアン・ライズリー会長は世界のRC会員約120万人に対し、地球環境保全のため「1人1本」の植栽活動を推奨している。酒田湊ではこれを受け、国際ロータリー第2800地区(山形県)の助成を受けて今回の植栽を企画。この日は、同地区第1ブロック(酒田地区)の酒田、酒田東、酒田中央、酒田スワンの4RCの会員も応援に駆け付け、計約50人が参加した。
初めに酒田湊RCの守屋会長と第1ブロックの庄司豊ガバナー補佐が酒田市の矢口明子副市長に目録と苗木を寄贈した。矢口副市長は「大切にし、たくさんの市民が利用し楽しんでもらえるようにしたい」と謝辞。守屋会長と庄司補佐、市の矢口副市長、中村良一土木課長の4人がデモンストレーションで植栽した後、参加者が1本ずつ丁寧に苗木を植えていった。
守屋会長は「国際ロータリー会長の理念を地域で実践したいと思った。名前も同じ『湊』庭園。市民の憩いの場になれば」と語った。
この日植えたのは、ともに花の色が青いヤマアジサイ、ヒメアジサイ各60株の120株。酒田湊RCは今後も、会員が水やりなど湊庭園管理のボランティアを手掛けていくという。
湊庭園は市が16―18年度の3カ年事業で、「ひょうたん池」があった一帯にあずまやや園路などを整備しているもので、本年度は植栽を中心に工事し、12月ごろまでに完成の予定。