2018年(平成30年) 6月30日(土)付紙面より
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山形大農学部の学生たちが育てた農産加工品を販売する「農場市」が28日、鶴岡市の農学部キャンパス内で今シーズンの営業を開始し、新鮮な農産物を求めてたくさんの市民が足を運んだ。
農場市は農学部の活動を広く周知し、学生が生産から販売までを体験することを目的に毎年開催しており、今年で10年目。
この日は開場の1時間前から市民が列をつくった。特設会場には、実習農場である農学部付属やまがたフィールド科学センター高坂農場で収穫された新鮮な完熟トマトや外内島キュウリなどの農産物をはじめ、農場産のリンゴやブルーベリーを加工して作ったジュースやジャム、学生が実習で栽培した米、豚肉の加工品などを販売。訪れた人たちは試食を勧める学生たちと話を弾ませながら農産物を購入していた。
同市みどり町の長南順子さん(66)は「トマトと米を買った。農学部のトマトは安くておいしい」と感想。農学部3年の大澤愛永さん(20)は「お客さんが開場前から並んでいて驚いた。農学部の野菜を食べてもらって、おいしかったら知人や友人に広めてほしい」と話していた。
農場市は12月初旬まで、毎週木曜日の正午から開かれる。