2018年(平成30年) 7月20日(金)付紙面より
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酒田市の本港地区に、夏場の夕方限定で「みなとオアシスカフェ」が開設されることになり18日、現地でオープニングセレモニーが行われた。今月20日(金)から10月21日(日)まで毎週金・土・日曜に開設され、夕日や港の夜景を眺めながらビールやワイン、ピザなどを飲食できる。
このカフェは、酒田市の第三セクター「酒田まちづくり開発」(西村修社長)が昨年度に引き続き社会実験として、飛島で「しまかへ」などを運営する合同会社「とびしま」(本間当社長)に運営を委託して開設する。国土交通省や県、酒田市、酒田まちづくり開発などでつくる「みなとオアシス連絡会議」の中で「酒田は港や海を見ながら飲食できる場所が少ない」という課題が上がっていたことを受け、みなとオアシスのにぎわいを創出する狙い。
本港地区の東埠頭(ふとう)緑地公園駐車場に、県から専用許可を受けてテント3基を設置し、テーブルや椅子を配置。キッチン付き自動車で生ビールやワイン、冷酒、ソフトドリング、ピザ、ハムなどを提供していく。
この日のオープニングセレモニーには、みなとオアシス連絡会議の関係者ら約20人が参加。西村社長が、県が酒田海洋センター脇の倉庫を飲食ブースなどが入る新施設に改修する構想を掲げていることを紹介し、「この社会実験はその実現を後押しする意味もある。改修が実現するように盛り上げていこう」と呼び掛けた。また、国土交通省酒田港湾事務所の玉石宗生所長が、同省港湾局が港周辺を地域活性化の拠点として認定するみなとオアシスについて説明し、「県内では酒田、鼠ケ関、加茂の3港湾全てが認定された。さらに盛り上げていってほしい」とあいさつし、乾杯した。
みなとオアシスカフェの営業時間は午後5―9時。飲み物の料金は500円前後。悪天候の場合は中止することもある。酒田花火ショー(8月4日)などのイベント時、お盆シーズンなどは営業する。問い合わせは合同会社とびしま=電0234(96)3800=へ。