2018年(平成30年) 9月22日(土)付紙面より
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「秋の交通安全県民運動」が21日、県下一斉に始まった。秋口に特徴的な薄暮時間帯の交通事故などを防ぐため、30日までの期間中、庄内地方でも5市町と3警察署、各防犯・交通安全関係団体が一丸となって各種啓発活動を展開する。
今年の重点目標は、▽子どもと高齢者の安全な通行確保と高齢者の交通事故防止▽夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗車中の交通事故防止▽全座席でシートベルトとチャイルドシートを正しく着用▽飲酒運転の撲滅▽運転者の基本ルール順守徹底―の5項目。
初日の21日、鶴岡、酒田、庄内の3警察署合同の出発式が庄内町の響ホールで行われ、管内の交通安全関係団体から約300人が参加した。
県警本部警察音楽隊約20人の演奏で開幕。主催者あいさつで、庄内地方交通安全対策協議会長の沼澤好徳県庄内総合支庁長の代理で松田茂防災安全室長が「庄内地方も含め死者数が昨年を大きく上回る憂慮すべき状況。これからは日没が早まり薄暮時の事故多発が懸念される。歩行者、ドライバーら双方に啓発し、事故防止に取り組んでいきたい」と述べ、交通安全関係団体への協力を求めた。
原田眞樹庄内町長と佐藤隆治庄内警察署長の激励に続き、庄内地区老人クラブ連絡協議会の小林達夫会長が「交通事故のない、住みよいまちをつくるため交通ルールを守り、みんなで交通事故防止に取り組む」と決意表明。地元の余目保育園の3歳児46人が「道路に飛び出しません、車の周りで遊びません、チャイルドシートに座ります」と誓いの言葉を発表、踊りを披露して出発式に花を添えた。
閉会後は警察車両や青パト隊など計18台による広報キャラバン隊の出発を見送った。