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2018年(平成30年) 8月28日(火)付紙面より

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擬死再生の荒行に挑む

 出羽三山神社(宮野直生宮司)で受け継がれる山伏修行「秋の峰」が26日から羽黒山、月山、湯殿山を舞台に始まった。9月1日までの7日間、全国から参加した141人が擬死再生の荒行に挑んでいる。

 同神社の山伏修行は、出羽三山の開祖・蜂子皇子による羽黒古修験道を受け継ぐとされ、年に4回の修行「四季の峰」の中でも一般に公開された最大級のものが「秋の峰」。今年は北海道から九州といった国内各地からの参加者をはじめ、オーストラリアなど海外からも入峰(にゅうぶ)した。

 雨模様となった初日の26日正午ごろ、一行は手向地区の下宿(明光院)を出発。ほら貝の音とともに宿坊街を練り歩き、途中の神社で「梵天投じ」の儀式などを行った。随神門を過ぎて石段を上り始めるころには本降りに遭い、滝のような雨に打たれながら羽黒山頂に向かった。

 今年で17年目という仙台市青葉区、会社員、前田正利さん(71)は「自分自身の精神を磨くために参加している。満願までのあと3年は頑張りたい」と話した。

 修験者たちは期間中、月山山頂や東補陀落など山中拝所を巡る山駆け、断食、トウガラシなどをいぶした煙の中に身を置く「南蛮いぶし」などの荒行に挑む。

秋の峰入りで白装束の修験者が土砂降りの中、羽黒山頂を目指した
秋の峰入りで白装束の修験者が土砂降りの中、羽黒山頂を目指した


2018年(平成30年) 8月28日(火)付紙面より

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遊佐町とモンベル 協定締結し さらなる連携

 遊佐町とアウトドア用品国内大手のモンベル(大阪市西区)は25日、自然の恵みを生かしたアウトドア活動の展開などを通じた地域活性化、町民生活の質の向上を目指し、相互の連携強化を図る「包括連携に関する協定」を締結した。

 同町と同社のつながりは、2011年に町内の日本海や鳥海山で行われた、環境スポーツイベント「鳥海山SEA TO SUMMIT第1回大会」が始まり。その後、同社は鳥海山を「モンベルフレンドマウンテン」として登録。酒田、秋田県にかほ、由利本荘の3市とも手を携え、交流・観光などさまざまな面で連携を強めてきた。取り組みの成果は一昨年9月の「鳥海山・飛島ジオパーク」認定という形で結実。さらに広い分野での連携を推進するため、町と同社が協議し連携に関する協定を締結することに合意した。

 同社が協定を締結するのは本県を含め自治体・企業など44件目。協定書によると、▽自然体験の促進による環境保全意識の醸成▽子どもたちの生き抜く力の育成▽自然体験の促進による体力増進▽防災意識と災害対応力の向上―など7項目を相互連携で推進していく。

 締結式は、鳥海温泉「遊楽里」で行われた「鳥海山SEA TO SUMMIT2018」開会式で行われ、時田博機遊佐町長、辰野勇モンベル会長(同社創業者)が協定書を交わした。時田町長は「環境イベントは地域にとって大きな役割を果たす。全員でより良い一歩を踏み出したい」、辰野会長は「協定はプラットフォーム。7項目を中心に先進的な取り組みを進めていきたい」とあいさつした。

 具体的な活動として、全国に86万人いる「モンベルクラブ」会員に対する遊佐の特産品紹介、丸池や牛渡川などを自転車で巡るエコツーリズムの拠点構築などを想定している。

協定書を交わし写真撮影に応じる辰野会長(左)と時田町長
協定書を交わし写真撮影に応じる辰野会長(左)と時田町長



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