2019年(平成31年) 1月24日(木)付紙面より
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鶴岡工業高校(阿部進校長)の第11回鶴工研究発表会が22日、鶴岡市の荘銀タクト鶴岡(市文化会館)で開かれ、生徒たちが1年間取り組んだ研究やものづくりの成果を発表した。
生徒たちが取り組む課題研究などにおける研究活動の成果を校内外に発表することで、工業教育の活性化と地域へのPRの場として毎年開催している。今年は全日制の機械、電気電子、情報通信、建築、環境化学の5科がグループごとに計38テーマで研究。その中から「鶴工シルクプロジェクトの情報発信について」「魅力ある未来縮小都市の提案」「鋳物砂かくはん機の製作」など10テーマが発表された。
この日は全校生徒や保護者、地元企業などからの来賓など計約700人が参加。野球などで使うBSO表示装置の製作に取り組んだ電気電子科の男子生徒たちは、製作した作品を持って登壇。過去に製作されたBSO表示装置にバッテリーを取り付けたり、周囲の明るさに合わせてLED(発光ダイオード)の明るさを自動調整できるようにしたりと改良過程を紹介し、「無駄な電力消費を抑えるようにした」と工夫した点を話した。最後に「後輩たちにさらに良いものを作ってもらいたい」と期待を述べた。