文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2019年(平成31年) 2月10日(日)付紙面より

ツイート

チャレンジものづくり

 酒田市の酒田光陵高校(鈴木和仁校長)の3年生2人が、市章をかたどった真ちゅう製の焼き型(焼きごて)を製作し8日、市に寄贈した。市は、「酒田杉」など酒田産木材を用いて住宅を建てた人にプレゼントしている木製フォトフレームなどにこの焼き印を入れるという。

 焼きごてを製作したのは、昨秋まで同校メカニカル技術部に所属していた土門直人さん(18)=電子機械科=と長南夢咲詩さん(18)=機械科=の2人。同校ではこれまで、市公認キャラクター「あののん」「もしぇのん」をかたどった焼きごてを製作した実績があり今回、市農林水産部が同校電子機械科の眞田広幸教諭に市章の製作を依頼した。

 快諾した眞田教諭の白羽の矢が立ったのが土門さんと長南さん。3年にわたった授業、部活動での学びを生かし、2人はCAD(コンピューター利用設計)システムを使用してプログラミング、切り出した真ちゅうにNC旋盤で市章を旋削(せんさく)した。

 この日は市庁舎で贈呈式が行われ、土門さん、長南さん、眞田教諭が訪問。2人は矢口明子副市長に焼きごてを手渡し、「自分たちが製作したものを使用してもらえることがうれしい」(土門さん)、「高校で身に付けた技術を生かすことができた」(長南さん)と話した。

 土門さん、長南さんとも幼少時から「ものづくり」に興味があったという。特に長南さんは小学6年から中学2年まで3カ年、市名誉市民でセイコーエプソン相談役を務めた故中村恒也さんによる寄付金を活用した、市教育委員会主催「チャレンジものづくり塾」を受講し、進路として光陵高を選択した。

 2人とも同じ地元製造メーカーへの就職が決まっており、矢口副市長は2人に対し「これからの酒田を支えるのは皆さん方。楽しみながら、人の役に立つ仕事を続けてほしい」とエールを送った。

焼きごてを受け取る矢口副市長(右)
焼きごてを受け取る矢口副市長(右)

今回製作した焼きごて。こての温度によって色合いを変えられるという
今回製作した焼きごて。こての温度によって色合いを変えられるという



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field