2019年(令和1年) 5月2日(木)付紙面より
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鶴岡市の出羽三山神社(宮野直生宮司)では1日午前9時半から、羽黒山三神合祭殿で践祚(せんそ)改元奉告祭」が厳かに斎行され、神事で皇位継承が奉告されるとともに、大勢の参列者が令和の御代の平安と御皇室の弥栄をお祈りした。
一般参列者を含め約60人が参集。阿部良一権宮司が祭主を務め神事が行われ、内陣が御開扉された。祭主の祝詞に続き、祭主や参列者代表が玉串をささげた。阿部権宮司は参列者へのあいさつで「御代替わりの喜びの日を出羽三山の大神様にご報告した」と話し、出羽三山神社の御開祖は第32代崇峻天皇の御子蜂子皇子で、同神社に御陵墓があることなど皇室とのゆかりを紹介した。
2019年(令和1年) 5月2日(木)付紙面より
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鶴岡市の中心市街地にある上肴町商店会では1日、国旗掲揚が行われ、同日早朝は「令和」の幕開けを告げる朝日に照らされた約30本の国旗が、新天皇陛下のご即位を祝った。同商店会は古くからの商人街で、七日町通りから西側に続く旧上肴町と鍛冶町(現本町三丁目と陽光町の一部)で構成する約450メートルの商店街。国旗は1985(昭和60)年、昭和天皇の在位60周年を祝って商店会で管理する街路灯へ掲揚したのが始まり。以来、祝祭日の午前9時―午後3時に国旗掲揚を続けている。
令和元年最初の日となった1日、通りの左右両側にある街路灯に国旗が掲げられ、白地に朱の丸の旗が市街地に新時代のスタートとともに、即位の奉祝ムードを伝えていた。