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2019年(令和1年) 5月14日(火)付紙面より

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茨木さんの詩の世界楽しむ

 詩人・茨木のり子さん(1926―2006年)の菩提寺(ぼだいじ)として知られる鶴岡市加茂の浄禅寺(西方信夫住職)で12日、茨木作品の朗読会が行われた。

 加茂地区の赤灯台の保存を呼び掛けたメンバーらでつくる加茂レインボーの会(長谷川芳男代表)が主催。タチアオイやアジサイ、ヤブカンゾウなどさまざまな花が咲く「花微笑(ほほえむ)む寺」の浄禅寺を加茂の文化拠点として広めようと、市民有志による茨木のり子六月の会(黒羽根洋司代表)の協力で2年前から、クリンソウ観賞と合わせて開催している。

 この日は約60人が参加。開会行事で西方住職は「茨木さんのお参りに、全国各地から来ている。先日は韓国から墓参に訪れる人がいた。皆さんからもお参りがてら訪れていただき、加茂の港を一望できる景観を楽しんでもらえれば」とあいさつした。茨木さんの最後の詩集『歳月』に収載された「泉」「町角」「レインコート」「歳月」などの作品を六月の会メンバーが朗読し、林裕子さんが朗読の合間にハープ演奏を披露。最後は参加者全員で「六月」の詩を群読した。朗読会後は遠州流有志による呈茶もあり、参加者たちは地元の女性たちでつくる「おもしろい“かも”」特製のお茶菓子「さざ波の福くるみ餅」と一緒に味わっていた。

茨木さんの菩提寺・浄禅寺で開かれた詩の朗読会
茨木さんの菩提寺・浄禅寺で開かれた詩の朗読会


2019年(令和1年) 5月14日(火)付紙面より

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春の山菜使った料理学ぶ

 鶴岡の郷土料理や行事食などのレシピ集「つるおかおうち御膳」を学ぶ年間講座の第1回目が12日、鶴岡市の櫛引生涯学習センターで開かれた。市内の主婦らが参加し、春の山菜を使った料理を学んだ。

 「つるおかおうち御膳」は2010年9月の第1刷から18年11月の第8刷まで計2万5000冊を発刊する。料理教室はレシピを広く伝えようと13年度から開催。本年度は鶴岡食文化創造都市推進協議会が主催し、初めて年間講座として企画した。

 この日は「山のめぐみ『春の山菜料理』を学ぶ」と題して行われ、いずれも産直あさひグー組合員の難波玉美さん(70)=大針=と伊藤ます子さん(70)=砂川=の2人を講師に、市内から約20人が参加。あく抜きや戻し方から始まり、「山ウドのくるみ和え」「赤みずのさっぱり漬」「わらびのあんかけ」「赤こごみの白和え」「こしあぶらごはん」「月山筍汁」を作った。

 「月山筍汁には身欠きニシンを入れるのがおすすめ」「片栗粉は煮立った後に入れた方が、つやが出る」などとワンポイントを熱心にメモしながら調理し、炊き上がったご飯にコシアブラを混ぜ込むと「香りいい」「色鮮やか」などと一品出来上がるたびに歓声。配膳後は、春の山菜づくしを満喫した。

 鶴岡市外内島のアルバイト、青柳和香菜さん(28)は、地元の料理を学びたいと全年間講座を予約。「山菜の下処理の苦労を初めて知った。今日学んだ白和えを一緒に暮らす祖父に早速作ってあげたい」と話す。

 年間講座は来年2月までの計8回で、いずれも参加希望者はキャンセル待ち状態。4月15日ごろから参加募集を始めたところ、5月初めには全講座定員に達したという。

旬の山菜料理を学んだ
旬の山菜料理を学んだ



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