2019年(令和1年) 9月6日(金)付紙面より
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庄内地域広域商談会が4日、三川町のいろり火の里なの花ホールで開かれ、庄内の食品製造や農産物生産の事業者が計12ブースを出展し、商品を陳列しながら県内や仙台圏のバイヤーと商談した。
庄内地域の商工会でつくる連携協議会(上野隆一会長)が、地域資源を活用した農商工連携・6次産業化による新商品開発が活発な同地域の事業者の販路拡大を支援しようと主催。10月18日にも首都圏バイヤーを対象に開催し、2日間で庄内の延べ30事業者が参加する。同協議会によると、過去3年の商談会で30件の取引が成約したという。
各事業者のブースにはトマトジュース「鳥海山トマト」、だだちゃ豆を使った「だだかま」や「だだちゃ豆おこわ」、ポン菓子「つやポン プレーン」、麦茶の「むぎちゃん」、「ベビーリーフミックス」、「柿酢」などの売り込み商品が並び、バイヤーは各ブースを巡り試食などしながら担当者と直接商談していた。
「やさしいお粥」シリーズや「福ふく むぎそば」などレトルト食品に特化した商品を開発製造しているアトリエハッピー(酒田市)の担当者は「災害時や買い物に行けないときにも重宝する商品。大量生産していないのでイベントなどのスポットで扱ってもらえれば」と話していた。