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荘内日報ニュース


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2019年(令和1年) 12月28日(土)付紙面より

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自治体エリア越えデマンド型交通 松山地域と庄内町結ぶ新路線開設へ

 酒田市内の路線バスなど公共交通の在り方を審議する市地域公共交通会議(会長・矢口明子副市長)の本年度第3回会合が26日、市役所で開かれた。市福祉乗り合いタクシー(デマンドタクシー)で、来年4月1日から同市松山地域と庄内町を結ぶ新路線「松山庄内町線」(仮称)を開設するなど、3議案を原案通り承認した。自治体のエリアを越えてデマンド型交通を運行するのは、庄内地方では初となる。

 デマンドタクシーは、利用者の要望(デマンド)に応じて自宅から乗降拠点まで運行する乗り合いタクシー。運行する曜日や時間、乗降拠点(医療機関など)は事前に決められている。酒田市内では現在、市が県ハイヤー協会酒田支部に委託し、郊外9地区の自宅―中心市街地の拠点、松山地域の自宅―中心市街地の拠点、同―同地域内の拠点、合わせて11路線で運行している。運賃は松山地域内が片道300円、他は同500円。

 市都市デザイン課によると、松山地域の住民は庄内町の医療機関や商店に行くことが多く、2015年度から毎年、市に対し、同町行きのデマンドタクシー運行の要望を出していた。運行経費は運賃と公費で賄われるため、市では市域を越える運行には慎重だったが、庄内町は庄内北部定住自立圏の一員で、利便性向上で人口減少抑制にも資するとの判断から、新路線開設の方針を固めた。

 計画では、運行日は毎週月、水、金曜日の3回。運行時間は自宅出発が午前9時半と同11時、庄内町の拠点出発が同11時半と午後2時の各2便。同町で乗降する拠点は、JR余目駅前、庄内余目病院、アピア・町湯の3カ所。利用できるのは松山地域の住民のみ。運賃は片道500円。計画は既に庄内町や、同地域内のタクシー事業者に説明し、了承を得ているという。

 同課によると、県内で市町村域を越えて運行しているデマンド型交通(バス、タクシー)は、山形市と中山町(相互乗り入れ)、舟形町、鮭川村、飯豊町の5市町村。酒田は6カ所目で、庄内では初となる。

 この日の会議ではそのほか、市福祉乗り合いバス(るんるんバス、ぐるっとバス、平田るんるんバス)とデマンドタクシーの運賃改正案と、るんるんバスのダイヤ改正案の2議案を了承した。運賃改正は、来年4月1日から障害者と介護者1人(デマンドタクシーは障害者のみ)の運賃を各100円引きにするもの。ダイヤ改正は、かんぽの宿酒田(飯森山三丁目)の営業が来年3月末で終了するため、同4月1日からるんるんバスの「酒田駅大学線」「酒田駅かんぽ線」の2路線の終点を、現行「かんぽの宿前」から、一つ手前の「出羽遊心館・美術館」(飯森山三丁目)にし、酒田駅かんぽ線の名称を「酒田駅飯森山線」にそれぞれ変更するもの。了承した3件は来年3月定例市議会で審議予定の関係条例改正案の議決、国土交通省の許認可を経て正式決定する。

市域を越えたデマンドタクシー「松山庄内町線」の開設などを了承した会議
市域を越えたデマンドタクシー「松山庄内町線」の開設などを了承した会議


2019年(令和1年) 12月28日(土)付紙面より

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ご飯のお供第2弾発売 庄内町タチラボ 協力隊が開発 28日デビュー

 庄内町立谷沢川流域活性化センター「タチラボ」で活動する地域おこし協力隊の3人が、新商品のソフトふりかけ「かける×きのこ」(瓶詰め45グラム、税込み680円)を開発し、28日(土)にJR余目駅前の町新産業創造館クラッセ内「なんでもバザールあっでば」で販売を始める。

 庄内産のシイタケとマイタケを食材に、同町内の老舗「ハナブサ醤油」のだしじょうゆ、三川町の「塩や勝じ」の藻塩、かつお節やごまをプラス。無添加の優しい味わいと、温かいご飯に振り掛けるとキノコの風味が広がる逸品。同町で先月開かれた「日本一おいしい米コンテスト」会場で実施した試食販売でも、好評を得て、28日のデビューに弾みをつけた。

 協力隊の高木和馬さん(28)、伊計麻衣子さん(32)、西尾真生さん(22)の3人が手掛けたタチラボ発の新商品は、夏場に商品化した「庄内町かねばネバネバシャキシャキ野菜」に続く“ご飯のお供”第2弾。「ソフトな食感に仕上げ、きのこ好きのための、きのこのふりかけ」とPRする。オイルとともにパスタにあえたり、仕上げに汁物や煮物に振り掛ける味のアレンジとしての活用も勧めている。

 問い合わせはタチラボ=電0234(43)8382=へ。

庄内町地域おこし協力隊が商品化した第2弾「かける×きのこ」。和食はもちろんパスタやパン、肉料理との相性もいい
庄内町地域おこし協力隊が商品化した第2弾「かける×きのこ」。和食はもちろんパスタやパン、肉料理との相性もいい



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