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荘内日報ニュース


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2019年(令和1年) 6月30日(日)付紙面より

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強豪国ジュニア選手が熱戦 鶴岡で世界バドミントンU15大会開幕

 8カ国から15歳以下のジュニア世代を鶴岡に招待した初開催のバドミントン国際大会「世界バドミントンU15庄内国際招待2019」が29日、鶴岡市小真木原総合体育館で開幕した。同世代の日本代表や、地元選手を含め男女32人が出場、熱戦を繰り広げるとともに交流も深めている。

 慶應義塾大先端生命科学研究所の冨田勝所長が中心となって設立した一般社団法人世界バドミントンU15推進協議会が主催。鶴岡市が共催。日本バドミントン協会、荘内日報社などが後援。中学世代のスポーツを通した国際交流を図る地域貢献として、強豪国のデンマーク、フランス、ドイツ、カナダ、アメリカ、インドネシア、マレーシア、タイの8カ国から招待して29、30の両日開催。

 大会初日の29日は予選リーグで熱戦を展開。地元の小中学生も応援に駆け付け、各国の言語で選手たちにエールを送った。鶴岡一中2年生の佐藤蘭さん(14)は「ジュニアの世界レベルを間近で見て、大きな刺激を受けた。大会は今後も続けてもらいたい」と話していた。

各国選手が交流 歓迎レセプション

 大会前日の28日は、同市のショウナイホテルスイデンテラスで、歓迎レセプションと組み合わせ抽選会を開催。選手や指導陣、関係者合わせて約100人余りが出席、食事を楽しみながら交流を楽しんだ。大会長の皆川治鶴岡市長は「庄内へようこそ。大いに親睦を深め、思い出に残る実り多い大会にしてほしい」とあいさつ。冨田所長から2017年世界選手権女子シングルス優勝の奥原希望選手のビデオメッセージも紹介された。

 インドネシア代表のヘンドリー・リーアンダルさん(13)は「国際大会は初めてで少し緊張。将来、世界で活躍できる選手になりたいので、この大会を第一歩にしたい」。鶴岡五中2年の大泉南菜さん(13)は「強豪国の選手と戦うのが楽しみ。大会を毎年続けてもらいたい。迎える側として、加茂水族館や日本海の夕日など庄内の魅力もPRできれば」とそれぞれ話した。

熱戦を繰り広げる各国代表の選手たち=29日午前
熱戦を繰り広げる各国代表の選手たち=29日午前

歓迎レセプションで交流する出場選手ら=28日午後
歓迎レセプションで交流する出場選手ら=28日午後


2019年(令和1年) 6月30日(日)付紙面より

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被災地へ広がる支援

鶴岡・大山4酒蔵へ経口補水液を贈る

 庄内沖の地震で多大な被害に遭った鶴岡市大山地区の4酒蔵の復旧作業を支援しようと、大塚製薬工場(本社・徳島県)は28日、取引先の荘内銀行を通じて、各酒蔵に同社の経口補水液「オーエスワン」計120本を贈った。今後、計1000本を贈るという。

 荘内銀行の黒田隆行大山支店長が4酒蔵へオーエスワンを届けた。このうち加藤嘉八郎酒造にはこの日、8人のボランティアが現地入りしており、早速、脱水症状や熱中症対策となる同製品で喉を潤した。同酒造の製造担当の加藤嘉隆さん(44)は「今後1カ月ほどはボランティアの方々のサポートを要請していく予定なので、ありがたく活用させていただく」とお礼を述べ、黒田支店長は「暑い中での作業ですが、頑張ってください」と激励した。

 この日は、東京消防庁の男性たちや鳥取県の酒蔵同業者など遠方からもボランティア支援に駆け付けており、酒瓶の洗浄に終日汗を流した。加藤さんは「出荷や製造が始まると従業員だけでは復旧の手が足りず、ボランティアの方々のマンパワーは大変助かり、われわれも元気が出る。復旧は一歩一歩だが、着実に前に進んでいる」と話した。

 同酒造によると、出荷前工場の復旧作業を終え、週末を前に出荷作業が始まったが、酒瓶が散乱した数カ所の冷蔵倉庫内の復旧までの進捗(しんちょく)率はまだ1割余という。 

被害の大きい小岩川自治会へ 善意の募金を寄贈

 鶴岡市のNPO法人鶴岡災害ボランティアネットワーク(村井勢一代表理事)は、本県沖を震源とする18日夜に発生した地震の義援金を集め27日、被害の大きかった小岩川自治会へ寄贈した。

 今回は、22、23の両日、市内の商業施設店舗前でメンバー計8人が募金活動を実施。2日間で合わせて10万9943円の善意が寄せられた。

 この日は村井代表らが小岩川自治公民館を訪問。本間新一自治会長へ義援金を手渡した村井代表は、「若い人の寄付も多く、予想を超えるたくさんの善意に驚いた。少しでも役立てば」と話す。同自治会は、約150世帯のうち、7―8割で屋根瓦落下などの被害を受けたという。本間会長は「気持ちが大変うれしい。役員と協議の上使い道を考えたい」と謝辞を述べた。

 同NPOは市内の災害支援団体などで2005年に結成し、10年にNPO法人の認可を得た。市ボランティアセンターと共に各町内会での防災マップ作成、避難所体験プログラムなどを行っている。

現地入りしたボランティアや従業員を側面から支援。黒田支店長(右)がオーエスワン入りケースを加藤さんに手渡した
現地入りしたボランティアや従業員を側面から支援。黒田支店長(右)がオーエスワン入りケースを加藤さんに手渡した

本間会長(右)に義援金を手渡す村井代表
本間会長(右)に義援金を手渡す村井代表



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