2020年(令和2年) 4月22日(水)付紙面より
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鶴岡市の鶴岡北高校(佐賀井仁校長)で20日、2020年度入学式が行われた。入学者数は113人でうち男子は9人。新型コロナウイルス感染拡大防止のため規模を縮小しての開催で、同校では各家庭保護者1人の参加が認められ、座席も間隔を空け、出席者全員がマスク着用で臨んだ。
佐賀井校長は式辞で「ギフトという言葉は神や父母から与えられた“才能”の意味もある。それは他人には絶対にまねのできない長所という意味です。才能は自分のためではなく“新しい世界を創り上げる”という使命を果たすために磨き上げてほしい」と話した。
続いて、在校生代表として3年生の佐藤凛(りん)さんが「迷いや不安も多いことでしょうが、友人や先輩や先生を頼ってください。挑戦する気持ちを忘れずに自分らしく頑張ってください」と歓迎の言葉を述べ、その後、新入生代表として猪口育夢(いくみ)さんが宣誓の言葉を述べた。
参加した市内在住の保護者(40代女性)は「1人でも保護者の参加を認められてうれしい。(同じ県内でも)内陸地方では保護者が参加できない学校もあるのでありがたいと思っている。子どもの節目となる一つの儀式を共に迎えられて良かった」と話していた。
この日は、酒田東高、酒田西高定時制、酒田光陵高、遊佐高でも入学式が行われた。25日までに庄内地方の全ての公立高校が入学式を行う予定。