2020年(令和2年) 10月3日(土)付紙面より
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JRグループと地元自治体などによる大型観光キャンペーン「新潟県・庄内エリア アフター(ポスト)デスティネーションキャンペーン(アフターDC)」が開幕した。10―12月の3カ月間、さまざまな受け入れ企画が展開される。新型コロナウイルスの影響も懸念されるが、東京も対象になった国の「GoToトラベル」を追い風に観光客を呼び込む。
新潟県と庄内エリアは「日本海美食旅(ガストロミー)」をテーマに2018年から3年かけてDCを展開。今年のアフターDCは最終年度となる。19年10―12月の本番のDCでは、10月は台風の影響があったものの、庄内エリア主要観光地の入り込みが11、12月は前年比12%前後の増加となり、一定の効果があった。
アフターDCのオープニングセレモニーは3日(土)にJR新潟駅で行われ、観光列車「海里」の出迎えが同日午後、JR鶴岡、酒田両駅で繰り広げられる。
アフターDCに合わせ、新潟県・庄内エリアDC推進協議会山形県推進部会は、庄内エリアの観光情報をまとめた20年版のガイドブック(B5判カラー24ページ)4万部を発行した。「美食巡り」ではデビュー2年目となる「庄内北前ガニ」をはじめ豊富な食材を、「美酒巡り」では酒田柳小路「北前横丁」屋台村などを紹介。「庄内カレー食べくらべ」などのイベントや、伝統工芸「槇島ほうき作り」など体験型の催しも案内している。
ガイドブックは庄内地域のJR主要駅や宿泊・観光施設、県外の道の駅などで配布している。