2020年(令和2年) 11月12日(木)付紙面より
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福井県鯖江市で22(日)、23(月)の両日に開催される日本体操協会主催「2020第15回全国ブロック選抜U―12体操競技選手権大会」に、酒田市のアテネ体操クラブ(星川恵美代表)に所属する男女4選手が東北ブロック代表として出場する。4選手は連日のように練習を重ね、技に磨きをかけている。
新型コロナウイルス感染拡大に伴って本年度の各種大会は軒並み中止。昨年11月に酒田市国体記念体育館で開かれた「東北ジュニア体操競技選手権大会」など前年の成績で出場者を選抜し、同クラブからは佐藤煌彪(ことら)(横山小4年)、新野うみ(余目一小5年)、杉山心海(ここみ)(松原小6年)、高橋苺衣利(まいり)(南平田小6年)の4選手が出場することになった。
指導に当たる同クラブの五十嵐直基ヘッドコーチは「全国大会は4人全員が初出場。自分の実力を出し切ってほしい。コロナ禍の影響で発表の機会もなく、他県選手の演技を見ることもできなかった。たくさん吸収してきてほしい」と。昨年の東北ジュニア大会種目別・鉄棒で優勝、個人総合でも3位となった佐藤選手は「初の全国大会なので緊張する。これまでの練習の成果を出したい」と意気込みを語った。
新野選手は「試合を楽しみながら自分の実力を発揮したい」、杉山選手は「今までの練習を生かして自分の演技をしたい」、高橋選手は「初めての全国大会は緊張するけど実力を発揮してきたい」とそれぞれ話した。
全国大会は鯖江市総合体育館で行われ、全国9ブロックの代表、男女それぞれ120人が出場。個人総合と男子6種目、女子4種目で競い合う。
一方、東北体操協会と県体操協会が制定する「優秀指導者賞」「優秀選手賞」の伝達式が7日、庄内町体操センターで行われた。県体操協会の太田英一副会長が五十嵐ヘッドコーチに指導者賞、同クラブ出身で県立庄内総合高体操部に所属する新関愛翔選手(1年)に選手賞をそれぞれ贈った。