2020年(令和2年) 12月20日(日)付紙面より
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酒田市山寺の松山小学校グラウンドで18日夕、イルミネーション点灯がスタートした。青色基調の輝きがくっきりと浮かび上がり幻想的な雰囲気を醸し出している。
にぎわいを創出しようと、松山地域の若者有志で組織する「松山にぎわい創出実行委員会」(齊藤薫実行委員長)が企画し、昨冬は松嶺コミュニティセンターで実施。今冬は山寺コミセンに隣接する同校グラウンドバックネットに約6000個の青色LED(発光ダイオード)などを取り付けた。
初日は午後4時半から点灯式が行われ、齊藤委員長が「コロナ禍で楽しみの少ない中、地域の皆さんに喜んでもらいたい」とあいさつ。10秒前から集まった20人全員でカウントダウンし、点灯と同時に歓声が湧き上がった。訪れた人たちはしばしの間、輝きに満ちた青色と白色の瞬きに見入っていた。家族と一緒に見に来た松山小3年の志田彩羽さん(9)は「想像していたよりもすごい。青色がとってもきれい」と目を輝かせていた。
同実行委によると、25日(金)まではサンタクロース模様の電飾でクリスマスソングをBGMで流す。それ以降はレイアウトを変え、来年1月11日(月)までの期間中、午後4時半から同9時半まで山寺地区に彩りを添える。
2020年(令和2年) 12月20日(日)付紙面より
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鶴岡市の羽黒山スキー場が19日、今シーズンの営業を始め、スキー場のロッジで安全祈願祭を行った。昨季は暖冬の影響で雪不足の状態が続いたが、今季はオープン時点で積雪85センチを記録。訪れたスキーヤーは潤沢に降り積もった雪の上に板を滑らせた。今シーズンの営業は2月28日まで。
同スキー場によれば、コース全面が滑走可能の状態でオープン日を迎えたのは34年ぶり。およそ12月から3月上旬までのシーズン中、例年1万3000、4000人の来場があるといい、今年は羽黒山バイパスが全線開通したことで冬場の交通障害も解消され、交通アクセスの利便性も高まり、多くの人出が期待されている。
同日の祈願祭には皆川治鶴岡市長をはじめとする関係者が参列。出羽三山神社の神職によって神事が執り行われ、皆川市長は「今年は羽黒山バイパスも開通し、市街地からぐっと近くなった。コロナウイルス感染症対策もしっかりしていただいているので、皆さんが安心してスキー場を利用できると思う」とあいさつした。神事を終えた後、定刻を迎えるとリフトが動き出し、地元スポーツ少年団を中心とした来場者は雪の感触などを確かめながらスキーやスノーボードを楽しんでいた。
この日は同市の櫛引たらのきだいスキー場もオープンした。