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2020年(令和2年) 5月26日(火)付紙面より

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病魔退散強く願い “天神祭”縮小も神社祭典厳かに

 鶴岡市神明町の鶴岡天満宮(齋藤元宮司)で25日、例祭が行われた。例年は市を挙げた「天神祭」として仮装パレードや「化けもの」が市中に繰り出すなどしてにぎわうが、今年は新型コロナウイルスの感染防止のため、祭典のみ、例年にも増して厳かに行われた。

 学問の神様の菅原道真公が太宰府に流される際、人々が時の権力をはばかり、顔を隠して酒を酌み交わし別れを惜しんだという故事に基づく祭り。例年は、編み笠で顔を隠し長じゅばんを着た「化けもの」が市中に繰り出し、沿道の人に酒を振る舞う。この日午前10時から本殿で行われた祭典では、齋藤宮司ら神官が供物をささげ、祝詞を奏上した。地域住民ら10人ほどが社殿外で神事を見守ったほか、参拝者が三々五々に訪れ、鳴らす鈴の音が古い社殿に響き渡った。齋藤宮司は「例年は大勢でにぎわうが、ほとんど人がいない祭典は初めて。ただ、神社は元々、国や地域の安寧を願って建立された。一日も早く病魔退散するよう、強く祈願した」と語った。

 地元の第二学区コミュニティ振興会(菊地善教会長)と第二学区天神祭実行委員会(山田登会長)は今年の祭りに合わせ、神輿を修繕したほか、通称・羽黒街道から天満宮に向かう入り口に約20年ぶりに提灯、神社周辺にはのぼり旗を新調して設置。実行委の山田会長は「天満宮はここにあるとPRしたかったが、残念。来年は例年通りの祭りができるように願っている」と語った。

鶴岡天満宮で病魔退散などを願い、厳かに行われた祭典=25日午前10時すぎ
鶴岡天満宮で病魔退散などを願い、厳かに行われた祭典=25日午前10時すぎ

羽黒街道から天満宮に向かう小路入り口に設置された提灯
羽黒街道から天満宮に向かう小路入り口に設置された提灯


2020年(令和2年) 5月26日(火)付紙面より

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ラベンダー畑で摘み取り体験 今年6月末から 来シーズンへ補植準備

 庄内町狩川の風車村(工藤時雄村長)で24日、「風車村ラベンダー畑復活作戦」としてラベンダー苗の鉢上げ作業が行われた。

 昨年、一昨年と中止が続いた「ラベンダー摘み取り体験」を今年6月末から復活させようと、同町観光協会の職員や地域おこし協力隊ら約20人が参加。鉢植え栽培の専門家日向一弥さんの指導の下、風車村内に設置されたビニールハウス内で作業に精を出した。

 プランターで育てられた苗を一株ずつ鉢に移し替え、土を換えて水やりし、涼しい屋外の木陰に移した。鉢上げされた苗はここで1年間休ませてから来春定植される。

 工藤村長は「ラベンダーは地中海地方の植物なので、蒸し暑い日本の夏には若干数が枯れてしまう。枯れた分を毎年補植していき、今年からラベンダー摘み取り体験を復活させたい」と話した。風車村のラベンダーは東京都港区白金にも出荷しており好評という。「摘み取り体験も毎年期待してくれるファンが多い。風車村の名物を復活させたい」と語った。

日向さん(右)の指導の下、鉢上げ作業にいそしむ
日向さん(右)の指導の下、鉢上げ作業にいそしむ

鉢上げされた苗は風通しの良い木陰で1年間休ませる
鉢上げされた苗は風通しの良い木陰で1年間休ませる



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