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2020年(令和2年) 6月16日(火)付紙面より

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遊佐町地域活性化拠点施設が完成 「共同加工場」受け付け始まる

 6次産業化の推進と特産品開発支援のため、遊佐町が比子地区の旧「え?こや八福神」の一部を改修して整備した「町地域活性化拠点施設加工場」が完成し13日、個人で予約・利用する「共同加工場」の見学会が行われた。「3密」を避けるため午前、午後の2回に分け実施し町民を中心に計26人が参加、町担当者らの説明に耳を傾けた。15日から利用受け付けも始まった。

 前身の「―八福神」は2012年11月、町内に工場がある化学工業品製造などの大阪有機化学工業(大阪市中央区)が整備した施設。1階に産直や軽食店、コンビニ、コインランドリーなど、2階に農家レストランがあった。オープン当初から客足が伸び悩み、14、15年度と2カ年連続で最終赤字に陥ったこともあり、17年4月に閉鎖した。

 町は施設全体を借り上げ、地域活性化に向けた拠点施設として利活用を検討。昨年度から施設1階の以前は産直やレストランとして利用していた箇所の改修を進め、事業者が特産品などの開発・製造を行う「貸工房」2室と、自ら生産した農林水産物を用いた加工品の製造などに個人で予約・利用できる「共同加工場」として共同加工室2室、共同包装室、共同食品庫などを設置した。

 この日午後の見学会には町内外から14人が参加。町産業課の担当者が利用対象者、利用時間、申し込み方法などを説明。共同加工室では、常温保存・常温物流の加工食品が製造できる小型高温高圧調理器、焼く・煮る・蒸す・炒めるなどさまざまな加熱調理ができる電気式スチームコンベクションオーブン、急速冷却調理器といった備え付けの設備機器について、納入メーカーの担当者が使用方法などを紹介した。共同加工場は町民以外も利用できる。衛生事故防止の観点から食品衛生責任者か、食品衛生関連の公的資格を所持していることが条件。使用料は1時間当たり共同加工室1が400円、同2が300円、共同包装室と共同食品庫が100円(いずれも税込み)。利用の7日前まで町に対して「共同加工場利用許可申請書兼同意書」を提出する。初回のみ衛生関連資格証の写しなど添付書類が必要。申請書兼同意書は町ホームページ=http://www.town.yuza.yamagata.jp/=からダウンロードできる。利用申し込み、問い合わせは遊佐ブランド推進協議会=電0234(72)3966=へ。

利用受け付けが始まった遊佐町地域活性化拠点施設加工場・共同加工場=13日午後の見学会
利用受け付けが始まった遊佐町地域活性化拠点施設加工場・共同加工場=13日午後の見学会


2020年(令和2年) 6月16日(火)付紙面より

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庄内町とつながる スパイスカレー作り楽しむ

 自宅にいながらオンラインで庄内町のプロフェッショナルたちと「おうち体験」を楽しめる体験型ふるさと納税返礼品サイト「さといこ」のプラン第3弾が13日、JR余目駅前の新産業創造館クラッセ内の「亀治バー」で開催された。

 今回はハラダのカレーを手掛けている原田眞行さんの「庄内豚ごろごろスパイスカレー講座」。体験型ふるさと納税申込者に、事前に送った庄内町の食材を使い、オンライン・ミーティング・ツール「Zoom(ズーム)」を使用して、テレビ電話のような状態で同時に複数人で会話しながら行われた。

 関東・東北から6人が参加し、互いの野菜を切る音も聞こえる環境で、具体的に切る大きさや鍋の中の煮込む状態を随時画面に映しながら進められた。原田さんからは「開封後のスパイスは風味が眠っている状態なので、フライパンの弱火でやさしく乾煎りして起こしてあげるのがポイント」など専門的なアドバイスが送られ、参加者からは火加減の質問が特に多かった。

 完成したスパイスカレーと付け合わせ2品に、参加者からは「本格的なスパイスカレーが短時間で自宅で作ることができてうれしい」「スパイスパウダーを入れた瞬間、風味が大きく変わってびっくりした」との声が聞こえ、原田さんも「緊張したけど、参加者の皆さんもおいしいカレーが完成して良かった」とほほ笑んだ。

 参加者の一人、東京都葛飾区在住の田嶋さん(30代女性)は「庄内豚の脂身がとても甘くてびっくり。その甘さがスパイスの香りと相まってとてもおいしい。ずっとスパイスカレーを食べたかったが、新型コロナウイルス感染症の影響で外食できなかったのでとてもうれしい」と話した。

 企画と司会進行を担当した同町地域おこし協力隊の國本美鈴さんは「手応えを感じたので、今後は地元の人も観光協会経由で参加できるようにしたい」と話した。

具材の大きさをその都度画面に映し参加者に伝える原田さん
具材の大きさをその都度画面に映し参加者に伝える原田さん



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