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2020年(令和2年) 8月27日(木)付紙面より

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7月豪雨を激甚災害に指定

 政府は25日の閣議で、本県や九州など広い範囲で被害をもたらした7月豪雨を含む5月中旬から7月末までの大雨被害を激甚災害に指定すると正式に決定した。

 公共土木施設や農業関連施設など、被災自治体の復旧事業に関する国の補助率が1?2割程度引き上げられる。自治体の財政負担を軽減し、道路や河川の早期復旧を後押しする。

 河川や道路など公共土木施設、農地を含む農業関連施設に加え、公民館や図書館などの社会教育施設、公立・私立学校なども対象となり、さらに感染症予防事業も財政支援する。また、事業再建資金を借り入れる際の融資保証の優遇といった中小企業への支援を行うほか、ひとり親家庭に生活資金を都道府県が貸し付ける際の国庫補助を拡充する。

 7月豪雨は激甚災害とは別に、政府が特定非常災害にも指定。被災者が運転免許証の有効期限延長などの行政手続きの特例を受けられるよう支援する。

 激甚災害の指定を受け、吉村美栄子知事は「指定により災害復旧国庫補助事業の補助率がかさ上げされることから、速やかな復旧につながるものと期待している。一刻も早く被災した県民の生活再建と地域の復旧・復興が進むよう、引き続き政府や市町村など関係機関と連携しながら全力を挙げて取り組む」とコメントを発表した。


2020年(令和2年) 8月27日(木)付紙面より

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人の心の闇を払いコロナ終息願う「星祭」神事を再現 羽黒山・蜂子神社

 出羽三山の開祖・蜂子皇子(はちこのおうじ)を祭る鶴岡市の羽黒山にある蜂子神社で25日夜、新型コロナウイルスの終息と復興を祈願する「三山星祭」の神事が行われ、神職と山伏約10人が祈りをささげた。

 出羽三山神社によると、かつて羽黒山五重塔では同山の本尊・正観世音菩薩を中心に、南十字星や北斗七星を神格化した軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)と妙見菩薩(みょうけんぼさつ)の三尊を羽黒山三所大権現として祭り、天災や疫病などのさまざまな災いから人々を守るとして信仰されていた。古来、羽黒の山伏は妙見菩薩の呪法を使って国家の安寧や疫病退散を祈ってきたとされている。

 この故事に基づき、同神社では今回、星祭と称して神事を再現。これに併せ、過去にまん延した疫病を退散したと伝えられる蜂子皇子に祝詞を唱える千度大祓(せんどおおはらえ)式を同時に執り行った。

 同日、定刻を迎えると蜂子神社前の護摩(ごま)壇では山伏らによって火がともされ、北斗七星などの星々が輝く夜空に向けて白い煙が立ち上った。全国各地から申し込みがあった350―400件ほどのコロナ終息や家内安全、交通安全などの願いと名前、住所を燃え盛る火に向かって読み上げた。

 出羽三山神社の吉住登志喜禰宜(ねぎ)は「蜂子皇子や星の力を借り、全国からここ出羽三山に信仰を寄せる人たちの思いを妙見菩薩に届けることができたと思う。一番の敵は人の心の闇。一日も早いコロナ終息を願い、心の闇を取り除くことが大事」と話した。

鶴岡市羽黒山の蜂子神社境内でコロナ終息などを願う神事が行われた=25日、午後7時20分ごろ
鶴岡市羽黒山の蜂子神社境内でコロナ終息などを願う神事が行われた=25日、午後7時20分ごろ



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