2021年(令和3年) 3月25日(木)付紙面より
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東京五輪のアーチェリー女子日本代表に内定した鶴岡市の中村美樹選手(28)=ハードオフコーポレーション、鶴岡工業高出=が24日、鶴岡市役所を表敬訪問し、皆川治市長とリモートで吉村美栄子知事に初の五輪出場を笑顔で報告した。
中村選手は、指導を受けている鶴岡南高の野崎剛教諭と共に市役所を訪れ、玄関ホールで出迎えた多くの市民や職員から拍手で祝福を受けた。表敬では、20、21日に行われた最終選考会に触れ、「2日目は悪天候で厳しい状況だったが、2位で通過できて本当に良かった」と振り返り、2018年から練習拠点を地元鶴岡に移してつかみとった五輪代表について「つらいことも多く、悩んだこともあったけど、両親の近くで練習と生活ができて心にゆとりが生まれた。鶴岡に戻ってアーチェリーができて本当に良かった」と語った。
初の五輪に向けては「大会まで数カ月ある。自分はまだまだ成長できる。しっかり練習を積んで、皆さんの応援に応えられるよう、メダルを目標に頑張りたい」と夢の舞台への決意を述べた。
吉村知事は県庁からリモートで祝福し、「コロナ禍で気持ちが沈みがちな中、県民にとって明るく希望の持てる朗報。県民みんなが応援しているので、いい結果を持ち帰って」と激励。皆川市長は「市民、県民の希望であり誇り。市民挙げて応援したい」と祝福した。
中村選手は今後、ナショナルチームの一員として練習を重ね、夢舞台に挑む。