2021年(令和3年) 3月26日(金)付紙面より
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鶴岡市馬場町の鶴岡老人福祉センターの「健康体操クラブ」に通い続けている佐々木喜代子さん(98)=同市本町三丁目=に24日、メンバーたちが長寿(数えで100歳)を記念して花束を贈り、祝福した。
健康体操クラブは2008年6月、60歳以上を対象に発足。在宅看護師の舩見敬造さん(同市家中新町)から週3回、同センターで各回15人程度が指導を受けている。佐々木さんは発足当初からほぼ毎週欠かさず参加している。
24日午前の回には佐々木さんを含め18人が参加。舩見さんの指導で約30分にわたり、顔面や首回りのマッサージ、ストレッチ、ボールを使った運動、市が推奨する市民歌体操などに取り組んだ。佐々木さんは特に介添えや舩見さんの指示に遅れることもなく、元気に手足を曲げ伸ばしたり、椅子から立ち上がり、座ったりした。
終了後、クラブの本間克敏会長(83)=同市みどり町=が代表して佐々木さんに花束を贈呈、長寿を祝福した。佐々木さんは「みんなで仲良く取り組むのが楽しい。今後もできるだけ続けていきたい」と話した。
舩見さんは同センターのほか、市内の複数の地域で健康体操を指導しているが、「佐々木さんは最高齢で、この年でこれほど元気な人も珍しい」と驚くほど。本間会長は「みんなの目標になっている。体を動かすのはもちろん、人との触れ合いも元気につながっているのでは」と話した。