2021年(令和3年) 6月16日(水)付紙面より
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日本の郵政制度の創業150年を記念し15日、鶴岡市の旧市内の郵便局13局で、それぞれ先着利用者150人に花の種と郵政制度の歴史を伝えるリーフレットを配布した。
郵政制度は前島密の建議によって1871(明治4)年3月1日(新暦4月20日)、東京・大阪間で官営で始まり、4月20日は郵政記念日となっている。今回は、日本郵便山西地区連絡会鶴岡第一部会(部会長・伊藤義徳鶴岡本町二郵便局長)が中心となり、加盟する旧市内の12局と鶴岡郵便局の計13局で、利用者が多い年金支給日に合わせ実施した。
鶴岡本町二郵便局では午前9時の営業開始とともに次々に利用者が訪れた。局員はポピーや金魚草など花の種が入った袋や、郵便マーク(〒)のいわれ、ポスト、切手の歴史などをまとめたリーフレットのセットを、日ごろの利用への感謝を込めて配布した。
伊藤局長は「150年を記念して各局前には花のプランターを飾っている。コロナ禍の中、各家庭でも花を育て、穏やかな気持ちになってもらえれば」と話した。子どもには感謝を象徴する「赤い風船」をプレゼントした。