2021年(令和3年) 10月19日(火)付紙面より
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鶴岡市の「子ども夢スポーツフェスティバルin鶴岡2021」が17日、市小真木原総合体育館で開かれた。子どもたちが、先の東京2020オリンピックアーチェリーで活躍した同市出身の中村美樹選手との交流やアーチェリー、ボッチャの体験など多彩なスポーツイベントを楽しんだ。
「スポーツの日」に合わせ、市と市教育委員会などが毎年、子どもたちの心身の健康づくりとスポーツの普及などを狙いに開催。2018年と19年は台風、20年は新型コロナウイルスの影響でいずれも中止になり、今回は4年ぶり。新型コロナ対策で会場とオンラインで双方のプログラムが企画された。
このうち会場のアーチェリー体験は小学4―6年生を対象に2回実施。1回目では14人が市アーチェリー協会員の指導で3―5メートルほどの距離から的に打ち、的に当たると、「やったー」などと喜んだ。その後、中村選手が18メートルの距離から模範演技を披露。放った3本の矢全てを直径4センチの10点に当てた上、指示された色の風船も打ち抜くと、「すごい」の歓声が上がった。子どもたちは「引く力は20キロほど必要」という中村選手の弓を引かせてもらった。
伊藤瑚呼さん(12)=朝四小6年=は「東京五輪で中村選手の活躍を見て、かっこいいと思った。今日は、最初は的に当たらなかったが、慣れてきて当たるようになり、うれしかった」、中村選手の弓を引かせてもらった冨樫駿太君(11)=朝三小5年=は「ものすごく重かった。体験では的の真ん中に当たると気持ち良く、これからもやってみたい」と話した。
そのほか、会場では東京2020パラリンピックでおなじみとなったボッチャの大会、東京学芸大の佐藤善人准教授によるACP(アクティブ・チャイルド・プログラム)、オンラインでは中村選手のトーク、「足が速くなる」「キッズヨガ」など4テーマによる教室などが行われた。