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2021年(令和3年) 1月28日(木)付紙面より

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家庭で余った食品を寄付して!! 公益大サークル「Liga」

 食品ロス削減に取り組んでいる東北公益文科大学(酒田市、神田直弥学長)の学生サークル「Liga」による「フードドライブ」が30(土)、31(日)の両日、同市松原南のスーパー・ト一屋みずほ通り店で行われる。来店客から家庭で余ってしまった食品を寄付してもらうもので、これらは生活に困窮している外国人や一人親世帯に対して無償配布する。

 難民支援を主目的として2018年に結成した「Liga」は「Love in good action」の頭文字を取って命名。19年10月にはサークル内に食品ロス削減に取り組むチームを設立し、市産業振興まちづくりセンター「サンロク」、有限責任事業組合「ニーナ・コンサルティング」、第一生命保険山形支社新酒田営業オフィスなどの協力を受けて昨年7月からこれまで計4回、コロナ禍で生活に困窮している公益大生、一人親世帯、外国人に賞味期限間近の食品を無償提供する「フードパントリー」事業を展開。

 ト一屋と連携し実施する「フードドライブ」は、みずほ通り店を訪れる買い物客から各家庭で余っていたり、賞味期限間近の食品を持参してもらい、寄付を受け付けるもの。今月16、17の両日には同店店頭で買い物客らにチラシを配布し、広く協力を求めた。

 「フードドライブ」の時間は30日が午前10時から午後5時まで、31日が午前11時から午後2時まで。寄付を受けた食品は、2月14日(日)に同市中町二丁目の市中町にぎわい健康プラザで開催する「第5回フードパントリー」などで配布する予定。

「フードパントリー」を展開するLigaメンバー=昨年9月
「フードパントリー」を展開するLigaメンバー=昨年9月


2021年(令和3年) 1月28日(木)付紙面より

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定年後の居場所創出 「さかた男塾」

 定年後の男性の居場所創出に取り組むボランティア会社「さかた男塾」(酒田市、天野紘典代表社員)が、同市中町二丁目の事務所で展開している野菜販売が好評を得ている。地元農家から仕入れた野菜を毎週土曜日に格安で販売し、売り上げを出品した農家に還元するもの。天野代表は「『おいしい』と喜んでくれる人がいると張り合いが出る。リピーターも増え、うれしい限り」と話している。

 「男塾」は2018年11月、定年後の男性が女性に比べて地域に出たがらないことから、男性も生き生きと地域で活躍できる環境を創出することを狙いに、市内の医療・福祉、大学、まちづくりの関係者が任意団体として設立。収益事業を含む活動の受け皿として翌19年8月には中心メンバー4人が出資して合同会社を立ち上げた。「学ぶ」「飲む」「稼ぐ」をキーワードに交流や遊びの他、収益事業、ボランティアなど社会との関わりを重視した多彩な活動を行っている。現在の会員は市内外の約20人。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、イベントなど「集う場」が設けにくくなったことから、地域とのつながりを構築しようと昨年7月、活動拠点としている事務所1階で開始したのが野菜販売。会員が金曜日の午後、酒田、遊佐両市町の栽培農家12人を巡回して余った野菜を仕入れ、土曜日に「朝市」の形式で市民に販売している。

 今の時期は白菜やダイコン、長ネギ、キャベツなどが所狭しと並び、値札は100円、200円のみ。朝早くから近隣住民が次々と訪れ、午前10時前には多くが売り切れるほどの好評ぶりだ。仕入れなどを担当する会員の仲川俊一さん(遊佐町)は「今後はインターネット販売、野菜だけでなく旬を迎えた果物なども手掛けたい。コロナ禍が落ち着けば、他団体と連携し各種イベントの開催も検討したい」と将来を見据える。野菜の販売は毎週土曜日の午前7時からで、仕入れた野菜が無くなり次第終了。

 一方、「男塾」は共に活動する高齢男性を募集している。天野代表は「いくつになっても社会活動に参加できる場があるということは、街の活性化につながるはず」と話す。野菜の販売委託、男塾入会といった問い合わせは仲川さん=電090(4962)8287=へ。

毎週土曜日に“店開き”する「さかた男塾」の野菜販売=今月16日午前
毎週土曜日に“店開き”する「さかた男塾」の野菜販売=今月16日午前



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