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2021年(令和3年) 8月24日(火)付紙面より

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「赤川花火大会プレゼンツ/2021」フィナーレ!! 夏の夜空照らす 頑張る医療従事者や市民励ます 30日間連続打ち上げ、動画配信にも笑顔

 「赤川花火大会プレゼンツ2021」が21日夜、フィナーレを迎え、割玉やスターマインなど30発が夏の夜空を照らした。大会会長で鶴岡青年会議所の五十嵐由浩理事長は「最初は不安の中での開催だったが日に日に評価され、市民に笑顔を届けられたと思う。来年はいつも通りの花火大会ができるよう願いたい」と総括した。

 コロナ禍の中で「密」の状態をいかに避けて行えるか、実行委では今年2月から毎日のように話し合いの場を重ねてきた。その中で「2年続けて中止はしたくない」「万全なコロナ対策をどう取るのか」「頑張っている医療従事者や鶴岡市民に元気を与えたい」といった意見が出された。

 結論は「30日間続けて1日30発打ち上げよう―」。赤川河川敷と開墾150年の節目を迎えた松ケ岡を打ち上げ場所に設定。東京オリンピックの開幕に合わせ7月23日にスタートした。

 最初は「もう少し期間を短くしてその分、規模を大きくしたら」「すぐ終わって寂しい」と指摘する声もあったが、日を重ねることに「毎日午後7時半に夜空を見るのが楽しみになってきた」「時間になると子どもたちと自宅の2階に上がり打ち上げを心待ちにしている」という市民の声が増えるようになった。

 連日、ユーチューブにも配信したが「古里の鶴岡にはコロナで帰省できないが動画を見ているだけで懐かしさがこみ上げてきた」といったメッセージも届いた。
 最終日は、いつも通り実行委の関係者が赤川河川敷の土手に集まり、時間に合わせてライブ配信。カウントダウンし花火を打ち上げた。

 実行委の佐藤友昭委員長は「多くの地元企業から協賛金という形で支援してもらった。市民の激励を受けながら『完走』できたことに感謝したい」、中野敬太総括は「多くの人たちの支えがあって最終日を迎えることができた。期間中、天候の関係で5日間延期となったが市民に元気を届けられたと思う」と話していた。

約1カ月間、市民に笑顔を届けた赤川花火=21日夜
約1カ月間、市民に笑顔を届けた赤川花火=21日夜

終了後、ライブ配信の土手から打ち上げ場所のスタッフらに手を振って感謝の気持ちを伝える実行委のメンバー
終了後、ライブ配信の土手から打ち上げ場所のスタッフらに手を振って感謝の気持ちを伝える実行委のメンバー


2021年(令和3年) 8月24日(火)付紙面より

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羽黒山開祖の物語奉納 出羽三山神社でミュージカル 奈良・明日香村とオンライン交流

 鶴岡市の出羽庄内市民ミュージカル(高山千代子代表)は22日、同市羽黒町の出羽三山神社合祭殿で、羽黒山の開祖として伝えられている蜂子皇子を主人公にしたミュージカル「蜂子の皇子物語」を奉納公演した。

 同団体は2012年に発足。小学生から70代まで、幅広い年代のメンバーで構成し、市民参加型のミュージカル「ハッピーバースデー」と「蜂子の皇子物語」の2本の脚本を中心に活動している。昨年度に奈良県明日香村で蜂子皇子の“里帰り公演”を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響で来年3月20日に延期が決定。モチベーションが落ちて辞めるメンバーもいた中、高校生が中心となって練習を続けてきた。今回はその公演の成功を祈願して行われた。

 この日は感染症予防として無観客で開催。父を殺した蘇我馬子を憎む蜂子皇子が出羽庄内の地を訪れ、住民との触れ合いから心が浄化され、羽黒山を開山するまでの物語を上演した。

 公演では八乙女の衣装に身を包んだ小学5―高校2年までの女子5人が、歌いながらダンスを披露。ツクヨミノミコトが皇子の怒りを鎮めるシーンでは、2人の歌による掛け合いが静まり返った合祭殿に響き渡っていた。

 公演後は明日香村の子どもたちとのオンライン交流が行われ、奉納公演の様子や明日香村のおすすめの観光スポットなどを紹介し合った。

 出羽庄内市民ミュージカルで5年目になる鶴岡中央高2年の佐藤みやさん(16)は「無観客での公演は不安だったが、参拝に来た人が立ち止まって見てくれたりしてうれしかった。明日香村では、長引いた分、いい公演が届けられるように頑張りたい」と意気込んだ。

歌いながら大きく振り付けを披露する演者たち。佐藤さんは右から3人目
歌いながら大きく振り付けを披露する演者たち。佐藤さんは右から3人目



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