2022年(令和4年) 1月22日(土)付紙面より
ツイート
鶴岡南高校(坂尾聡校長、生徒588人)の1年生は20日、学校のある若葉町の住宅地の雪はきボランティアを行い、地域住民に日頃の感謝を伝えた。
社会貢献の大切さや地域の現状を学ぶ目的で、7年ほど前から毎年、同校の1年生がホームルームの時間に行っている。同町の住宅地は積雪の影響で車1台分ほどにまで道幅が狭くなり、高齢化も進んでいることから町内会と場所や日程などを調整し、行っている。
この日、生徒たちはクラスごと5カ所に分かれて実施。一人一人スコップで路面の氷を削ったり、道路横に積もった雪をスノーダンプで運び側溝に捨てるなど、仲間と協力して1時間ほど作業した。
除雪前と比べて道幅が広くなった様子に、五十嵐友輔さん(16)は「普段なかなかこのような活動ができないので、地域の人のためになれてよかった」、高橋慈來さん(15)は「初めて雪はきボランティアをして、大変だったけれどやりがいが感じられた」とうれしそうに語った。