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荘内日報ニュース


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2022年(令和4年) 3月3日(木)付紙面より

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荘銀頭取交代会見 松田氏「改革継続さらに強化」

 4月1日付で荘内銀行(本店・鶴岡市)の新頭取に就任する松田正彦取締役常務執行役員(54)と、同行の取締役会長に退きフィデアホールディングス(HD、仙台市)社長専任となる田尾祐一頭取(63)は1日、山形市の荘銀山形ビルで記者会見を開いた。頭取交代の理由について田尾氏は「法人と個人双方に強みを発揮できるよう営業改革を進め、職場の環境づくりなどが軌道に乗り始めた今、あらためて次の戦略を考える必要がある。幅広い知見と豊富な経験を持つ松田新頭取には、これまで以上に地域へ密着し、顧客の役に立つ地銀であるよう力強くけん引してもらいたい」と述べた。

 会見で田尾氏は「地方銀行を取り巻く経営環境が厳しさを増す中で地銀の新しいビジネスモデル実現に取り組んだ結果、顧客との関係や業績などが良い方向に動き始めている。相談・提案型の営業、コンサルティング中心の営業改革を進め、経費効率化にも努めた。また行員の能力を最大限に発揮できる職場環境づくりや人材育成にも取り組んだ。成果として2021年度の業績予想を上方修正し、荘内銀行、フィデアグループとも増収増益の見込みとなった」と説明。

 その上で「例えて言うならエンジンが掛かって改革の気風が行き渡り、全員がモチベーションを一層高め走り始めたところ。松田新頭取は営業、経営企画、財務に加え、DX(デジタルトランスフォーメーション)分野など幅広い知見と経験があり、地方創生に対する情熱があふれる気概ある人物。より地域に密着し、地方創生への貢献と改革を進めてもらいたい」と述べた。

 松田氏は「営業の最前線や本部業務でも常に『古里・山形のために』を信念に、金融分野から地域発展に貢献したいという思いで仕事をしてきた。頭取の責任の大きさに身の引き締まる思い」と語るとともに、「新頭取として改革の勢いを緩めることなく、継続とさらなる強化が大事な役割と考えている。地方創生への貢献と法人・個人一体の営業体制、行員が元気に働ける環境づくりに力を尽くしたい」と抱負を述べた。

 頭取に就任する松田氏は鶴岡市出身。鶴岡南高、慶應義塾大法学部を卒業後、1990年4月に荘内銀行入行。54歳での頭取就任は東北の地銀で最も若い。

 田尾氏は、みずほ銀行常務執行役員などを経て、2016年6月にフィデアHD取締役兼代表執行役社長。20年4月から荘内銀行頭取を兼務している。

会見後、グータッチを交わす田尾頭取(右)と松田常務=山形市・荘銀山形ビル
会見後、グータッチを交わす田尾頭取(右)と松田常務=山形市・荘銀山形ビル



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