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2022年(令和4年) 10月7日(金)付紙面より

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ひと 日本の武道学び充実の日々 パキスタン生まれ、柔道一直線

庄内農業高柔道部
カン・オマルさん

 6歳の頃、車の修理と販売を手掛ける父親の仕事の関係でパキスタンから家族と共に来日した。余目中を経てこの春、庄内農業高校に進学。「日本の武道を学びたい」と柔道部に入った。

 部員は女子1人を含めて4人。大切な礼儀から始まり、受け身、技のかけ方、寝技など顧問の松田大樹監督や川合優太主将(2年)ら部員から指導を受ける。

 今月上旬に行われた庄内地区大会では、個人戦60キロ級でデビュー。開始後間もなく、背負い投げで一本負けしたが「初めての試合。充実感でいっぱいになりました」と振り返る。

 川合主将は「うまくなろう、少しでも上達したい、という気持ちがひしひしと伝わってくる。これからが楽しみ。庄農柔道部を引っ張っていってほしい」と話す。

 庄内に来た頃は「何を言っているのか全く分からなかった」という日本語も、今ではすっかりマスター。疑問に思ったことは自分から積極的に先生や友人に聞いて覚えたという。

 庄内の印象については「街並みがとてもきれい」。大変に思ったことは「雪が多くてびっくりした。冬は寒くて寒くて」と笑う。

 今後の目標は「もっと柔道を極めること。身長を生かした体落としを得意技にできれば。試合で一本勝ちを決めたい」ときっぱり。部員の仲間たちと共に充実した毎日を送っている。

 食品科学科の1年生。7人兄妹の3番目。「松田先生も川合さんもみんな親切に教えてくれる。感謝です」。庄内町余目。身長177センチ、体重58キロ。16歳。

カン・オマルさん
カン・オマルさん



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