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2022年(令和4年) 11月5日(土)付紙面より

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酒田市の魅力と名所 PR動画に

 酒田市の酒田南高校(齋藤法明校長、生徒642人)観光地域創生専攻の2、3年生が制作していた同市の観光PRソングとバスの安全啓発動画が完成し31日、同校で完成披露上映会が行われた。生徒たちは「自分たちが出したアイデアや歌詞がほぼそのまま使われていて南高らしさが出た動画になった。動画や歌をきっかけに酒田に興味を持つ人が一人でも多くなれば」と手応えを感じている。

酒南高生 観光ソングとダンスで発信

バスの安全啓発動画も手掛ける

 同校では、昨年11月に同市で観光バスの運行などを行う松山観光バス(池田一喜社長)の池田新専務から酒田観光や交通の現状などを聞く講話を開くなど交流した。こうした縁から、同社が同校にコラボを持ち掛け、観光PRソングとバスの安全啓発動画制作が実現した。

 今年5月中旬に同専攻2、3年生16人が市街地、八幡、平田、松山の4チームに分かれて各地域の魅力や名所を話し合い歌詞やオリジナルダンスを作成。動画や楽曲などを制作する「COCOSATO」を運営する大沢地区集落支援員の阿部彩人さん(42)と、バンド活動を行っている同校の酒井聖教諭(41)が「夕日舞う絵田(EDEN)?2222年へつなぐハピハピデリシャス!?」を作曲。「鳥海山さ行ってみようかい」「今だば自信持って言える(中略)さんまず(素晴らしい)街。未来へ思いをつなげていこう」などの歌詞を乗せ、アップテンポで明るい曲に仕上がった。生徒たちの発案でラップパートなども追加。阿部さんが編集作業などを行い、約5分のPRソング動画を完成させた。サブタイトルの「2222年」は今生きている人の思いなどを200年後までつなげていこうという意味を込めた。

 この日は同専攻と演奏を担当した軽音楽同好会の生徒ら関係者約30人が出席。あいさつで池田専務は「約半年かけてこの日を迎えることができた。この動画は南高でなくては成し得なかったもの」、阿部さんは「多くの人々の協力でようやく完成した。ほぼ全ての部分に生徒のアイデアが使われている。私は皆さんから出されたものをつなぎ合わせる作業をしただけ」とそれぞれ生徒たちをたたえた。

 動画が初めてお披露目され、スクリーンに息の合ったダンスとともに市内約40カ所の観光名所などが映し出されると、生徒たちは大喜び。市街地チームで2年生の岡本彩花さん(17)は「2日かけて観光スポットを移動しながら撮影したので体力的にきつかったが、自分が普段行かない所も知ることができて楽しかった。動画は私たちと同じ世代や親の世代に見てもらいたい」と話し、撮影当時の思い出を振り返った。

 PR動画は同社の観光バス内で活用されるほか、動画投稿サイト「YouTube」で公開している。また、楽曲は各種デジタル音楽サービスで配信され、手数料などを除いた収益は全て同校に寄付される。

酒田の観光名所をバックに踊る観光地域創生専攻の生徒(動画より)
酒田の観光名所をバックに踊る観光地域創生専攻の生徒(動画より)

完成したPR動画を鑑賞する生徒たち
完成したPR動画を鑑賞する生徒たち



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