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荘内日報ニュース


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2023年(令和5年) 4月9日(日)付紙面より

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県議選 9日投開票 庄内地方 2選挙区10議席めぐり激戦

 任期満了に伴い統一地方選で行われている県議選は9日、県内17選挙区(総定数43)のうち、無投票となった東田川郡区(定数1)など9選挙区を除く鶴岡市区(定数5)、酒田市・飽海郡区(定数5)など8選挙区で一斉に投票が行われ、即日開票される。計30議席をめぐり舌戦を繰り広げてきた41候補者は選挙戦最終日の8日、各選挙区で選挙カーを走らせ、支持を訴えた。9日の開票では鶴岡市区、酒田市・飽海郡区とも午後10時半ごろには大勢が判明するとみられる。(2面に鶴岡市区、酒田市・飽海郡区の立候補者略歴)

午後10時半ごろ大勢判明か

 先月31日に告示された県議選に立候補したのは現職28人、前・元職2人、新人24人の計54人。このうち東田川郡区など9選挙区は定数と立候補者数が同じで無投票となり、合わせて13人が既に当選を決めている。

 庄内地域3選挙区のうち、選挙戦となった鶴岡市区には現職3人と新人3人の計6人が立候補し、1人超過の少数激戦を繰り広げてきた。酒田市・飽海郡区は現職3人、前職1人、新人3人の計7人が立候補し、2人超過の戦いを展開してきた。このほか山形市区、米沢市区、新庄市区、寒河江市・西村山郡区、村山市区、東根市区で選挙戦となった。

 8選挙区の投票は9日午前7時―午後8時(一部の地域で時間繰り上げ)まで、市町ごとに行われる。鶴岡市区の開票は午後9時から市朝暘武道館で行われる。酒田市・飽海郡区は酒田市が午後9時から市体育館、遊佐町が午後8時から町民体育館でそれぞれ行われる。

 先月30日現在の有権者数は鶴岡市区が10万3388人(男4万9349人、女5万4039人)、酒田市・飽海郡区(酒田市と遊佐町)は9万6160人(男4万5818人、女5万342人)。


2023年(令和5年) 4月9日(日)付紙面より

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香り高い純米吟醸酒 10周年「摩耶姫」販売へ

 鶴岡市温海地域の酒販店でつくる温海酒徳会(佐藤満也会長、加盟店16店)は、温海産の米を使った純米吟醸酒「摩耶姫」を10日から加盟店で販売する。

 今年10周年を迎える摩耶姫は、摩耶山麓の湧水が流れ込む同地域越沢地区の湧水「郷清水」で栽培された「ひとめぼれ」を使い、竹の露酒造(鶴岡市羽黒町、相沢政男代表)に依頼して製造している。温海地域限定で販売しており、今年は720ミリリットル瓶1500本を用意した。価格は税込み1700円。

 販売開始を前に6日、あつみ温泉街にある足湯カフェ「チットモッシェ」で開かれた記念パーティーには関係者や地元住民ら合わせて約50人が参加。佐藤会長が「摩耶姫も10周年を迎えることができた。時間が許す限り銘酒を楽しんでもらえれば」とあいさつ。相沢さんが「麹米の吸水歩合に特にこだわった。奥深い味わいでうまみも強く、香り高い純米吟醸に仕上がった」と今年の出来を説明した。参加者は越沢地区特産の「越沢三角そば」をさかなに摩耶姫を堪能しながら会話に花を咲かせていた。

 参加した地元の佐藤由布子さん(44)は「温海地域に愛されているお酒。飲みやすくておいしいので、温海に来て多くの人に味わってもらいたい」と話した。

摩耶姫で乾杯する参加者
摩耶姫で乾杯する参加者

今年10周年を迎える摩耶姫。ラベルは3種類を用意
今年10周年を迎える摩耶姫。ラベルは3種類を用意


2023年(令和5年) 4月9日(日)付紙面より

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期待と喜び胸に 入学式

公益文科大

 東北公益文科大学(酒田市)の2023年度入学式が8日、同市の公益大公益ホールで行われ、公益学部206人、大学院修士課程7人の計213人が学びを深める決意を新たにした。

 入学式では新入生読み上げに続き、新田嘉一理事長が「他人を敬う優しさと自立する強さを養うため、他の大学では体験できない本学ならではのプログラムに挑戦してほしい。在学中に必ず海外留学を体験し、志を同じくする仲間を世界中につくって。この4年間で誰にも負けないものを一つは身に付けてほしい。教職員一同、皆さんを全力で応援します」と歓迎の辞(ことば)を述べた。

 神田直弥学長は式辞の中で「SDGs(持続可能な開発目標)では多様性と包摂性のある、誰一人取り残さない社会の実現を目指しているが、これは公益の実現に他ならない。大学は自由な発想で思案し、自立した生き方を考える無限の可能性のある4年間。支援体制が整っている本学で達成感・充実感のある学生時代をすごしてほしい。皆さんを心から歓迎する」と話した。

 学部入学生を代表し後藤めいさん(18)=鶴岡北高卒=が「高校生活は制限が多く、互いの表情が分かりにくい日々が続き、悔しい思いをした。大学生活では新しい仲間と思い切り笑い、それぞれの目標に向けて互いに切磋琢磨(せっさたくま)しながら、これまでの悔しさに明るい思い出を上書きしたい。公益大の学生であることに誇りを持ち、自然あふれる地域に開かれたキャンパスで学びを重ねていく」、大学院入学生代表の遠藤咲織さん(28)=鶴岡信用金庫勤務、鶴岡市在住=は「経済学を中心とした私たちの生活に関する専門知識を学ぶとともに、分析手法を身に付けることで、研究目標への到達だけでなく、地域と社会の課題解決に必要な能力を備えた人材になることを目指す」とそれぞれ決意を述べた。

鶴岡高専

 鶴岡市の鶴岡工業高等専門学校(太田道也校長)の入学式が8日、同校体育館で行われた。5年制の創造工学科(定員160人)に地元や県内各地、宮城、福島、神奈川、石川など県外の男子126人、女子34人の計160人が入学。同科3年次に編入学したモンゴルとメキシコからの留学生2人、2年制の専攻科新入生19人も入学式に臨み、それぞれが新たな一歩を踏み出した。

 入学式では一人一人の名前が読み上げられ、太田校長が全員の入学許可を通知。新入生代表で創造工学科の鈴木結仁(ゆうと)さん(15)=酒田三中出身=は宣誓で「鶴岡高専の教育精神を担い、社会の期待に応えられるよう学業や人間形成に努める」と意気込みを述べた。専攻科新入生代表の佐藤世菜さん(20)=鶴岡市=は「社会の発展に貢献できるよう研究や学業に励んでいく」と宣誓した。

 今月1日付で就任した太田校長は式辞で「鶴岡高専は今年、開校60周年を迎える輝かしい歴史があり、創造性豊かな多くの人材を輩出してきた。イノベーションが世界中で起きている今、皆さんが活躍する時代が訪れている。奇想天外な発想でイノベーションを具現化してほしい」と激励の言葉を贈った。

 入学式には教職員や保護者を含め約350人が出席した。

羽黒高校

 鶴岡市の羽黒高校(加藤和司校長)で8日、第61回入学式が行われた。期待と不安を胸にした新1年生たちが高校生活のスタートを切った。

 コロナ禍を受け、来賓や保護者が出席しての入学式は4年ぶり。新入生280人(男子155人、女子125人)と教員、保護者、来賓など約670人が出席した。大きな拍手の中、緊張した表情や笑顔の新入生が入場し、加藤校長から入学許可を受けた。

 式辞で加藤校長は「羽黒高校の生徒として学校生活をスタートする皆さんに2つのメッセージを送る。一つは自ら学ぶ力を付けること。学校で学んだことは社会に出てから必ず役に立つ。心と体を鍛え将来に向けて進んでください。二つ目は心豊かな人になること。志を同じにする仲間と共に高め合い、豊かな心を育み充実した学校生活を過ごしてほしい」と述べた。

 来賓祝辞などの後、新入生を代表して普通科特進・国際コースの宮部峻さん(15)が「今日から始まる高校生活に期待と喜びに胸を膨らませている。新しい環境や難しくなる勉強に不安を感じることもあるだろうが、仲間と共に支え合い、乗り越えていく。多くの方への感謝を忘れず、日々学業に精進することを誓う」と決意表明した。

酒田看護専門

 酒田市立酒田看護専門学校(中村美穂校長)の本年度入学式が6日、同校講堂で行われ、第14回生の32人(男性4人、女性28人)が3年後の看護師国家試験合格に向け、努力し続けることを誓った。

 この日は新入生のほか、保護者らが出席。国歌拝聴に続き新入生一人一人の名前が読み上げられ、中村校長が入学を許可。中村校長は「愛情のある医療技術者になれるよう、これからの3年間でしっかり学んでほしい」と式辞。丸山至市長は「医療や看護の技術は日々進化している。この学校で研修や実習を重ねて、学びを深めてほしい」と歓迎のあいさつを述べた。

 新入生代表の金野心優(みゆう)さん(18)=酒田光陵高出身、酒田市在住=は中村校長に向かい「この学校でたくさんの知識や技術を学んで自分を成長させ、それぞれが目指す看護師像を実現できるよう努力したい」と誓いの言葉を述べた。その後、在校生の牧口千陽(ちはる)さん(19)が「同じ看護の道を志す新入生を迎え、ともに学び、成長できることをうれしく思う」と入校を歓迎した。

 第14回生の出身地別内訳は酒田市26人、鶴岡市1人、庄内町2人、県外1人、最上・村山地域2人。


学部新入生を代表し決意を述べる後藤さん=公益大(上) 新入生を代表して宣誓する創造工学科の鈴木さん=鶴岡高専
学部新入生を代表し決意を述べる後藤さん=公益大(上) 新入生を代表して宣誓する創造工学科の鈴木さん=鶴岡高専

大きな拍手の中、期待と喜びに満ちた新入生たちが入場した=羽黒高校(右) 誓いの言葉を述べる新入生代表の金野さん=酒田看護専門学
大きな拍手の中、期待と喜びに満ちた新入生たちが入場した=羽黒高校(右) 誓いの言葉を述べる新入生代表の金野さん=酒田看護専門学


2023年(令和5年) 4月9日(日)付紙面より

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社会へ奉仕 新たな誓い SI鶴岡35周年式典

 国際ソロプチミスト鶴岡(SI、浅賀千春会長、会員18人)の認証35周年記念式典が8日、鶴岡市の東京第一ホテル鶴岡で開かれた。県内をはじめ北見、帯広、盛岡、横手の各ソロプチミスト会員ら関係者合わせて約80人が出席。今後も女性の目線で社会に奉仕していくことを誓った。

 国際ソロプチミストは1921年、女性で組織する奉仕団体として米国・オークランドで創設された。国内では60(昭和35)年、ソロプチミストクラブが東京に誕生したのが最初。鶴岡は88年に認証創設して以来、高齢者や障害者の援助、青少年の育成、環境保護、国際親善活動を繰り広げてきた。お茶会や社交ダンスといったチャリティーを通じて収益金を各団体に寄付している。

 式典では浅賀会長が「当会が誕生し35周年を迎えることができた。この3年間はコロナ禍で思うような活動ができなかったが、今後も『奉仕の尊さ』を胸に刻み地域に根差した活動を続けていきたい」とあいさつした。35周年を記念し鶴岡市の藤島体育館に「屋外型太陽光発電式電波時計モニュメント」1基を寄贈。来賓として出席した皆川治鶴岡市長に目録を手渡した。席上、国際ソロプチミストアメリカ日本北リジョンの上野裕子ガバナーが35周年の記念盾を浅賀会長に贈呈した。

 国際ソロプチミスト鶴岡では今後もチャリティーゴルフの開催や鶴岡市社会福祉協議会へ奉仕金を贈る活動などを継続する。

上野ガバナーから認証35周年の記念盾を受ける浅賀会長(右)
上野ガバナーから認証35周年の記念盾を受ける浅賀会長(右)



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