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2024年(令和6年) 3月28日(木)付紙面より

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春の訪れ体感 胎蔵山トレッキング

 春の芽吹きを見つけながら登山を楽しむ「胎蔵山早春譜ツアー」が24日、酒田市平田地域の胎蔵山(729メートル)で開かれ、参加者たちが春の訪れを感じながらスノートレッキングを楽しんだ。

 地域活性化を目的に多様な活動を展開する「胎蔵ロマン会」(岩間政幸会長)が主催。同山は1200年前に弘法大師が開山したと伝えられ、薬師如来を祭り健康と子宝に恵まれる「女神の山」として地元民が信仰。また、毎年5月3日に薬師如来御神体を背負い、山頂の薬師神社奥の院へ運ぶ「胎蔵山春祭り」が行われ、1日限定のご開帳に登山愛好家などの人気を集めている。早春、樹木周囲の雪解けが「ト音記号」のように見えることから「早春『譜』」と題して毎年ツアーを開催している。

 この日は庄内一円から30人が参加。同会スタッフと共に午前8時ごろ元田沢登山口を出発。登り始めは雪が全くなく、道中フキノトウやキブシ、ヤマザクラが芽吹き、ミスミソウの群生地では小さな花弁がいくつか開いており、参加者たちは足元のかれんな白い花を写真に収め、春の訪れを実感していた。

 同10時10分ごろ、標高524メートルにある薬師神社中の宮に到達。さらに歩を進め、山頂に近づくにつれ積雪は約1・2メートルに。標高716メートルの眺望ポイント「赤剥(あかはげ)」に到着すると、北に鳥海山、南に月山、東に神室連峰の雄大な景色が広がり、参加者たちはしきりにシャッターを切っていた。

 参加した同市大宮町一丁目のティム・バンティングさん(35)=ニュージーランド出身=は「胎蔵山に登るのは3回目だが、冬時期にスノーシューを履いて登ったのは初めてで楽しかった。登頂の達成感が大きくてすてきな山。弘法大師や薬師如来の物語など歴史も興味深い。娘が大きくなったら一緒に登りに来たい」と話した。

神室連峰をバックに記念撮影する参加者
神室連峰をバックに記念撮影する参加者



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