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2024年(令和6年) 4月11日(木)付紙面より

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「ありがとうコスモス童夢」閉館惜しむ 松山文化伝承館に模型やパネル展示 30年の歴史振り返る

 先月末に閉館した酒田市の眺海の森天体観測館「コスモス童夢」の歴史を振り返る「ありがとうコスモス童夢」展が松山文化伝承館で開かれ、閉館を惜しむ人や天体ファンたちが訪れている。

 コスモス童夢は1993年、旧松山町に当時県内最大級の一口径50センチ反射望遠鏡(カセグレン式・ニュートン式併用)を格納する直径6メートルのドームを設置した天体観測施設としてオープン。1階展示室ではスペースシャトル、宇宙ステーションなどの模型のほか、天体写真や解説パネルを展示、2階観測室では望遠鏡から惑星などを見学でき、地元の子どもたちの学習の場として長く親しまれてきた。近年は施設の老朽化が進み、2023年にドーム開閉扉の故障により休館、今年3月31日をもって30年の歴史に幕を閉じた。

 松山文化伝承館では長年ファンや地元住民に愛されてきた感謝の気持ちを込め展示を企画。コスモス童夢で使われていた天体写真や太陽についての解説パネルのほか、子どもたちに人気だった星座早見表、アフリカで採取された隕石「ギベオン隕鉄」の一部など約100点余が並んでいる。

 来館者たちは1996年NASAのスペースシャトル・エンデバーで日本人初のミッションスペシャリスト・若田光一さんと共に宇宙飛行して帰還した旧松山町の旗、望遠鏡で撮影したオリオン座大星雲やプレアデス星団の天体写真などを懐かしそうに眺めながら、広大な宇宙に思いをはせていた。

 展示は6月16日(日)まで。正解数に応じてプレゼントがもらえるクイズイベントも実施している。5月12日(日)と6月2日(日)はコスモス童夢最後のスタッフだった宇佐美信一さんによるギャラリートーク、6月2日にはプラネタリウム作りのワークショップも行われる。どちらも事前予約が必要だが、誰でも無料で参加できる。申し込み・問い合わせは松山文化伝承館=電0234(62)2632=へ。

長年の感謝を込めた「ありがとうコスモス童夢」展
長年の感謝を込めた「ありがとうコスモス童夢」展



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