2024年(令和6年) 4月26日(金)付紙面より
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庄内町の庄内総合高校(佐藤りか校長)で24日、今春入学した1年生43人がモザイクアート制作に取り組んだ。入学後の一日研修で取り組んだもので、入学間もない生徒たちの友達づくりにも一役買っている。
同校では毎年、入学後の1年次に校外学習などの一日研修を行っている。今年は一つのものを全員で協力して作り上げようとモザイクアート制作に挑戦。生徒たちから入学後の学校生活について聞き取りを行い、「助け合いたい」「つながりたい」など出された意見をもとに美術を担当する鈴木清子教諭(49)が生徒たちの名前をデザインに落とし込み、「命」をテーマにした下絵を作成。高さ約1メートル、幅約5メートルの大きさで2クラス分2パターン作った。
この日は生徒たちが午前9時ごろから作業開始。クラスごと3―4人の班に分かれ、5つに分割された下絵に思い思いの色紙を貼り付けるなど約6時間にわたって取り組んだ。生徒たちは雑談をしながら和気あいあい作業を進め、参加した佐藤柚樹さん(15)は「普段話したことがない人とも仲良くなれたので良かった」と話していた。
モザイクアートはこの日だけでは完成せず、引き続き美術の時間などに取り組む予定という。