2024年(令和6年) 5月5日(日)付紙面より
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「こどもの日」にちなんだ“赤ちゃん力士”による「泣き相撲」が4日、鶴岡市の荘内神社(石原純一宮司)で行われ、元気な泣き声に健やかな成長を願う家族の明るい笑顔が広がった。
大きな泣き声の赤ちゃんに軍配が上がる泣き相撲。赤ちゃんの泣き声で邪気を払い、子どもたちの健やかな成長を祈願しようと、同神社が2015年に始めた。2歳ぐらいまでの幼児が対象で、9回目の今年も庄内一円をはじめ内陸地方や大型連休で帰省中の子どもたちが参加した。5日と合わせ約170人の申し込みがあり、新型コロナウイルスが感染症法上の5類に移行してから初の泣き相撲ということもあり、関東圏からの参加が目立ったという。
拝殿で祈祷(きとう)を受けた後、こいのぼりなどが飾られた参集殿で東西に分かれて、行司役の石原宮司の「はっけよい」の合図で対戦。取組のたびに繰り広げられる赤ちゃんたちのいろんな表情に会場は明るい笑いと拍手に包まれた。元気な泣き声に軍配が上がった三川町横山の兼子依采(いと)ちゃん(1)の両親・晃さん(30)と朝海さん(29)は「いっぱい泣いてくれました。人とのつながりを大切にして自分のペースで成長してくれれば」と話していた。